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痛車でラリー! メロンブックスインテ奮闘記 第3回

メロンインテグラのインカー動画を公開!【九州編】

2010年04月27日 21時59分更新

文● 中村信博

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ラリー北海道の楽しみ方

 「メロンブックス・ラリーチャレンジ2010」、今期2度目の全日本ラリー選手権挑戦は、アジアパシフィックラリー選手権との併催イベントとなる第3戦「ラリー北海道」。北海道・帯広をホストタウンに、全行程943.64km、そのうちSSは18本(220.97km)となる、全日本ラリー選手権最大最長のダートイベントだ(去年の様子は記事1記事2記事3にて)。

 スタートは5月21日(金)、北愛国交流広場にもうけられたサービスパークで、午後6時から。アジアパシフィックラリー選手権に出場する選手から順にランプにのぼり、スポットライトを浴びながら1台ずつ長い旅路へとスタートしていく。そしてスタートしたマシンたちは、すぐに隣接するスーパーSS「オビヒロ1」に移動して、ショートステージを1本アタック。華やかなセレモニアルスタートとスーパーSS観戦を同時に楽しめて、しかもこの日の入場料は無料。非常にお得感を味わえるはずだ。

せっかく北海道に行くならセレモニアルスタートから楽しんでほしい

 本格的な競技は翌21日(土)から。この日は帯広の北東、約100kmにある陸別町周辺が主な舞台となる。このうち、観戦できるのは陸別町内にある「陸別サーキット」で、普段はバギーによるダートレースが開かれている会場だ。ここでオススメなのが、陸別サーキットBエリアから眺められるウォータースプラッシュ。猛スピードで森から現れたマシンが、水しぶきを上げながら再び森の中に消えていく光景は一見の価値があるだろう。

ここでしか見られない、水上を駆け抜けていくラリーカーたち

 23日(日)には、3つの観戦ポイントが確保されている。まず1つめの「音更」。深い森の中を走るタイト&ナローなステージで、しかも路面が深く掘れてしまうことで選手には知られたコースだ。膝丈もありそうなワダチの中を、まるでピンボールのように走っていくラリーマシンを眺めることができる。

 2つめは「足寄」。牧草地に囲まれたなだらかな稜線の上を走るステージで、晴れた日には十勝平野の雄大な風景を眺めることができるはずだ。観戦ポイントは部分的にアスファルト舗装が敷かれた部分に設けられていて、ダート仕様のマシンでは必然的にアクションが大きくなってしまう場所。ふたたびダートに突入する直前が直角コーナーになっており、ここでの派手なパフォーマンスを大いに期待して欲しい。

 そして3つめが「本別」。国内イベント最長の1000mストレートから、右の直角コーナーを経て森の中に消えていく全景が見渡せる。超高速の田園セクションからフェイントモーションを活用しつつ、超低速の森林セクションへと突入していくその場所は、ドライバーの技量が大きく問われる難しいセクター。国内最高のドライバーたちが見せる妙技をじっくりと堪能しよう。

ギャラリーステージは山の中などにあるので、Tシャツ短パンなどの軽装で行くのはやめよう。虫に刺されたり、木の枝で切ったり、泥で足下をすくわれたりしてしまうぞ

 広大な十勝平野に散在する観戦ポイントを回るには、徒歩移動や自転車ではまず不可能だ。しかも公共交通機関もきわめて限られており、移動にはレンタカーやバイクを確保することが必須となるだろう。観戦料は1つのステージあたり2000円ほどかかるが、お得なのは前売り5000円の2日間共通チケット。この1枚で、大会期間中のすべての観戦ステージに入場することができる。

 長い冬が終わって目覚めの春を迎えたこの時期の十勝は、どこを向いても絵になるほど美しい風景が広がっている。ラリー観戦のあとは観光にグルメに、と北海道ならではの楽しさを見つけてもいいだろう。ちなみに北愛国サービスパークでは、メロンブックスのラリー出張店が期間限定で出店する予定となっており、こちらも各種イベント限定グッズが発売されるということで、ファンには楽しみなところだろう。

レンタカーは必須と言っていい。友達やラリー仲間と乗り合いして、少しでも安く済ませよう。北海道は景色が綺麗なのでリエゾン区間を走っているだけでも気持ちいいぞ!

 観戦の詳細は、「ラリー北海道」オフィシャルサイトをチェックして欲しい!

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