3月4日、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは統合型セキュリティ装置「WatchGuard XTM 2 Series」と「WatchGuard XTM 5 Series」の2機種を発表した。
WatchGuard XTMはWatchGuard Fireboxの後継機種で、新OSである「Fireware XTM」を搭載する。高速なアプリケーションプロキシ型ファイアウォールを搭載するほか、VPN(IPsec・SSL)、マルウェア防御、VoIPセキュリティなどに対応。ウイルスや悪質なWeb、スパムメール、不正プログラムを防御するためのセキュリティサービスもバンドルされる。Windowsベースの管理ツールが用意されているほか、Web GUIやCLIなどの操作にも対応。
新製品の2機種は、発表済みのハイエンドの「XTM1050」と「WatchGuard XTM 8」に対して、おもに中小・中堅企業をカバーする製品となる。
WatchGuard XTM 2 Seriesは最大50ユーザーに対応し、XTM 21、XTM 22、XTM 23の3モデルが用意されている。小型のデスクトップ筐体を採用し、無線LAN(IEEE802.11n)モデルも用意される。3つのギガビットポートを搭載し、最大195Mbpsのファイアウォールスループット、75MbpsのVPNスループットを誇る(X23の場合)。X21/X22ではFireware XTM、X23にはより高機能なFireware XTM Proが搭載され、ライセンスキーでバージョンアップできる。
WatchGuard XTM 5 Seriesは最大1500ユーザーに対応し、XTM505、XTM510、XTM520、XTM530の4モデルが投入される。1Uのラックマウント筐体で、ギガビットポートを6つ搭載する。最大2.3Gbpsのファイアウォールスループット、750MbpsのVPNスループットを実現する(XTM530の場合)。全モデルFireware XTMを搭載し、ライセンス購入により高度なルーティング、冗長化、ロードバランシングなどの機能を持つFireware XTM Proにバージョンアップできる。