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「WatchGuard Solution Day」完全レポート

WatchGuard is Back!最新の赤い箱の実力を見よ

2009年10月28日 08時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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10月27日、セキュリティベンダーのウォッチガード・テクノロジー・ジャパン(以下、ウォッチガード)は、都内で「WatchGuard Solution Day」を開催した。勢いに乗る同社の最新動向やパートナーのソリューション、週アスPLUSで利用されたアスキー・メディアワークスの事例も紹介された。

最新ソフトウェア「Fireware XTM」で機能も性能もアップ

WatchGuard Solution Dayで展示された同社のFirebox Xシリーズ

 今やUTMベンダーとなったウォッチガードが元気だ。以前は旧ネットスクリーン(ジュニパー)やソニックウォールとともにファイアウォールアプライアンス御三家として知られながら、日本市場ではなかなかブレイクせず、フォーティネットなどの新顔にも後塵を拝していた。しかし、近年は「赤い箱」として知られるファイアウォール「Firebox」もUTM化が実現され、現在ではFirebox X Edge、Core、Peakの3つの製品を展開。セキュリティの「見える化」やソフトウェアベースの製品ならではの柔軟性、そしてコストパフォーマンスの高さなど、もともと持っていた素性の良さがアピールされるようになった。今年はUTMを超える機能を持つ「XTM」の概念を提唱し、それを実現する最新ソフトウェア「Fireware XTM(v11)」の提供を開始。また、今年の頭に買収したボーダウェアの製品をベースにしたSSL-VPNゲートウェイ「WatchGuard SSL100」も投入し、セキュリティ専用機の市場にも参入している。

 WatchGuard Solution Dayの冒頭、挨拶に立ったウォッチガード代表取締役社長 本富顕弘氏は、こうした日本でのウォッチガードの動向を「4四半期連続で成長し、平均して11%ごと売り上げも増加している。国内でも100社を超えるパートナーを抱え、案件単価も増大。今まで力を入れてきたミッドレンジのFirebox X Coreのみならず、Edge、Peakまでまんべんなく伸びている」とアピールした。また、本富氏は「他社より手頃な価格で製品を提供し、セキュリティの見える化を実現できる。また、他社がエンタープライズを狙っているのに対して、われわれは中小企業にフォーカスしている」とウォッチガードの強みを述べた。

日本での好調な業績をアピールする代表取締役社長の本富顕弘氏Fireware XTMやWatch Guard SSL 100などの最新情報を説明した営業部長の真田賢太氏

 続けてウォッチガードの最新情報を説明した営業部長 真田賢太氏は、まず最新ソフトウェア「Fireware XTM」について解説。もっとも売りとなる「見える化」機能に関しては、インターフェイスを選択すると接続状態をグラフィカルに表示する「HOSTWATCH」や起こっている事象のログをリアルタイムに表示する「TRAFFIC MONITOR」などの例が挙げられた。また、Firebox X Core/Peakでは、このFireware XTMにより、パケットフィルタリングやIPsecなどのパフォーマンスが大幅に向上したという。

 このXTMに関しては「日本化」を積極的に進めており、「WSM(WatchGuard System Manager)」やWeb GUIなどの設定管理ツール、導入マニュアル、トレーニング資料などの日本語化を完了しているという。2010年1月にリリースされる11.2により、WSMも完全に日本語化されたものが提供される予定。クラスタ化を可能にするFireCluster、GUIツールでのポリシー設定、HTTPSでの認証のリダイレクトなどのデモも行なわれた。

Firebox Xに盛り込まれたXTMの概念。UTM+αにネットワーク機能の拡充。管理機能向上や見える化も図られる冗長化されたFirebox Xをアクティブ-アクティブでクラスタ化する「FireCluster」のデモも行なわれた

(次ページ、「UTMと組み合わせたパートナーのソリューションも続々」)


 

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