ビデオカメラ化進む!? 「PowerShot」シリーズ
PowerShotシリーズでは、動画に強い「PowerShot SX210 IS」、デザインをブラッシュアップした「PowerShot A3100 IS」、1万円台で購入できるエントリーモデル「PowerShot A495」の3機種が登場する。発売は、SX210 ISが3月中旬、それ以外は2月中旬となる。
PowerShot SX210 IS
PowerShot SX210 ISは動画機能を強化。撮影環境に合わせてAF制御やAE制御、ホワイトバランス、ノイズ制御自動で調整する「こだわりムービー」を搭載する。明るさや青空/夕景、三脚の有無などにより18のシーンから最適な設定を自動判別して撮影する。さらに同社のビデオカメラ「iVIS」にも採用されている動画撮影向け手ブレ補正機能「ダイナミックモード」も搭載する。
静止画撮影機能では、IXY 10Sと同じくシーンモードに「ジオラマ風」や「魚眼風」、「オートシャッター」を追加。またレンズは手ブレ補正(IS)機能付き光学14倍ズーム(35mm換算で28-392mm)となっている。
撮像素子は有効約1410万画素の1/2.3型CCDセンサーを採用。予想実売価格は4万円弱。
PowerShot A3100 IS
PowerShot A3100 ISは、アルマイト処理による高品位な外観が特徴。従来の「A1100 IS」ではバッテリーに単三乾電池を採用していたが、A3100 ISでは専用リチウムイオンバッテリーを採用。これのより最厚部が3mmほど薄くなっている。
シーンモードとして、色味を際立たせる「極彩色」と古いポスター風の写真に仕上げる「オールドポスター」の2種類を追加。
IS付き光学4倍ズームレンズ(35mm換算で35-140mm)を搭載し、撮像素子は有効1210万画素の1/2.3型CCDセンサーとなっている。予想実売価格は2万円弱。
PowerShot A495
PowerShot A495は、有効1000万画素の1/2.3型CCDセンサーと光学3.3倍(35mm換算で37-122mm)のズームレンズを搭載。A3100 ISと同じく、シーンモードに「極彩色」と「オールドポスター」が追加されている。予想実売価格は1万5000円弱となっている。
全機種ともストロボ撮影に強い
今回発表の全機種には新たに「ぴったりフラッシュ」が搭載される。これはストロボ撮影の際に、その発光量やシャッタースピード、絞り、ISO感度などをカメラが自動調整する機能。たとえば逆光で人物の顔を撮るといった場面では、高速シンクロと絞り制御によりフラッシュ到達距離を伸ばし、顔にかかる影を低減する、といった具合だ。