キヤノンがデジタルカメラ6機種と音声ガイド機能付きコンパクトプリンターを発表した。バリアングルモニターを搭載した「PowerShot G11」や、タッチパネルモニター搭載の「IXY DIGITAL 930IS」などが注目機種だ。
また、今年の2月発表のモデル(関連記事)から搭載された「こだわりオート」機能を新たに搭載した機種もいくつか登場している。顔認識や動き認識機能などを駆使して、撮影環境に最適なシーンを自動で選択してくれる機能だ。
バリアングル液晶搭載「PowerShot G11」
従来機「PowerShot G10」からの最大の変更点は背面モニターがバリアングルになった点。ただし、画面サイズは3型から2.8型にサイズダウンしている(解像度は約46.1ドットと変わらず)。
また、従来機は日中シンクロ撮影を行なうとシャッタースピードが最高1/500秒に制限されて露出オーバーになることがあった。G11ではシーンに応じてストロボ同調シャッタースピードが自動調整され、上限スピードも1/2000秒にアップ。明るい環境でも露出オーバーになりにくくなっている。
10月中旬発売予定で予想実売価格は6万円前後。
リングを回して操作する「PowerShot S90」
レンズ周囲に「コントローラーリング」と呼ばれるホイールを装備。背面のダイヤル(コントローラーホイール)と組み合わせることで、ISO感度の設定やマニュアルフォーカスの切り替え、ホワイトバランス補正などをリングを回すことで行なえる。
10月中旬発売予定で予想実売価格は5万円前後。
広角24mmレンズ搭載「IXY DIGITAL 930IS」
同社のコンパクトデジカメでは初の広角24mmレンズ(光学5倍ズーム、望遠側は120mm)を搭載したモデル。新たにタッチパネルディスプレーを採用し、ジェスチャーで各種機能を呼び出せる「タッチアクション」機能を搭載する。
9月上旬発売予定で予想実売価格は4万円前後。