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まなめの「週刊Twitterなう!」 第18回

横浜立てこもり事件、Twitterで中継

2009年11月11日 16時00分更新

文● まなめ

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横浜立てこもり事件、Twitterユーザーが中継(6日)

神奈川県横浜市で起きた立てこもり事件を1人のTwitterユーザーが実況。生々しい中継が話題を呼んだ

 6日、横浜市南区の路上で男が拳銃を発砲、男性3人が撃たれ、1人が重傷、2人が軽傷を負う事件があった。借金を巡るトラブルから口論となり、突然発砲したという。男は拳銃を持ったまま近くの不動産会社事務所に一時立てこもっていたが、その後、自殺をはかり、県警の捜査員が死亡を確認した。

 この立てこもり事件を、すぐ近くからTwitterで実況している女性ユーザーがいた。彼女は現場近くに住んでおり、自宅から立てこもり事件の状況を投稿したり、写真をアップロードしたりしながら一部始終を実況した。

「男性3人が刺され、路上に倒れています」
「続々警察が集まり、瞬く間に大騒ぎ」
「男性は意識があったけど、1人は腹部全面真っ赤。重症のよう。後2人は軽傷に見えた」

「機動隊も出動……え……犯人捕まってない系?」
「え……もしかしたら発砲系かも。立てこもりかも!!!」
「パト20台、ヘリ5台、機動隊? 20名くらい集合!」

「ついに出動しました!!!!! 長い盾をもった人たちが!!!」
「救急車がビル下の通りに代わって侵入。確保か!?」

 彼女の投稿をリアルタイムで見たユーザーからは「目が離せない」「すごい臨場感」「今読み返してもすごい」といった声があがった。一方で「立てこもり実況で警察の動きを伝えるのはまずかろう」という声もあった。

 なお、事件を実況している裏で、もうひとつの小さな事件が起こっていた。Twitterではフォローをメールで知らせてくれる機能があり、彼女はケータイのアドレスを設定していたため、実況中の数十分で100通以上のメールが届いていたのだ。「フォローしましたメールがたてつづけに飛んできて写真がUPできないのよおお」「フォローメールがスパム状態」と悲鳴をあげ、肝心の中継ができない状態になっていたという。



まなめ

1996年開設の老舗ニュースサイト「まなめはうす」、Twitterまとめブログ「さまざまなめりっと」管理人。本業はシステムエンジニアでもある。その経験を活かし、「笑ってダマされタメになる!きたみとまなめのIT用語集」(ITpro)も連載中。

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