PND選びのポイントその5――GPSの精度はどう?
ハイクラスのPNDになると内蔵のGPS以外に、上下左右の方向や傾斜を判断するジャイロセンサー、クルマの進行方向や速度を確認する加速度センサーを装備している。これらのセンサーにより、確実に自車位置を測位しているのだ。また、渋滞情報をルート案内に加味するVICSを取り入れているモデルもある。
まずは3台の特徴をチェック!
各モデル独自のセンサーやアルゴリズムでGPSの測位を実施。それにより、トンネル内や高架下でも的確に自車位置を表示している。
まずCN-MP180Dのセンサーは、内蔵GPS・ジャイロセンサー・加速度センサーと、ストラーダ独自のアルゴリズムにより正確な位置情報を得ている。NV-SB540DTは「ゴリラジャイロ」と呼ばれる上下左右と加速度を合わせた高精度のセンサーにより自車の動きを検知する。AVIC-T20も加速度・ジャイロセンサーにより自車位置を測位している。
目的に合わせたルート案内をしてくれるのはコレだ!
目的地設定を行ないルート案内を開始するときに探索結果が出る。そのとき、有料道路優先や一般道優先、距離優先というようなユーザーの好みをどのモデルも選べるようになっている。
ほぼどのモデルも同じ内容だが、NV-SB540DTのみ「道幅優先」という項目がある。これは、なるべく道幅の広いところを通っていくルート探索で、細かい路地などを通ることが少ないので、安心して目的地まで走行することができる。その他も探索ルートは、どのモデルもほぼ同様だが、AVIC-T20のみ渋滞回避設定を設けている。
自車位置の把握がしやすいのはコレだ!
先述のように、3モデルともに内蔵GPS、ジャイロセンサー、加速度センサーなどを合わせて自車位置を測位しているので、通常のトンネルや高層ビル群の間、高架下でも実際と異なった自車位置を表示することはない。
まれに、長いトンネルなどの長時間に渡ってGPSを測位できない場合は、走行しているのに自車が止まっているように表示する。それでも、GPSを測位できればすぐに元通りになる。実際に運転していて自車位置測位を比較したが、モデルによる差はほぼなかった。
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