PND選びのポイントその3――使い勝手はどう?
ハイクラスモデルは、充実した検索機能やAV性能などを持ち合わせているが、使いやすいかどうかは操作性によるところが大きい。タッチパネルの押しやすさや動作スピード、起動時間などの使い勝手を調べてみた。
キー配列が使いやすいのはコレだ!
キー配列や操作性は、モニターの大きさにも影響される。3モデルの中でもっとも画面が大きいのは5.8インチサイズを採用するAVIC-T20。それに加え、モニター左側にコントロールダイヤルも備えているので操作しやすい。他の2モデルはすべてタッチパネルでの操作となる。だが大型のモニターなので、文字入力も他のボタンを押して間違えてしまうということも少ない。
タッチパネルの感度は、どのモデルも扱いやすくモニターが大きいため押し間違いも少なかった。違いは名称入力するときに50音が表示されるか、それとも携帯電話のように「あ」「か」「さ」「た」「な」が表示されること。これはユーザーの好みでどちらが使いやすいか分かれるので、あえて結論は出さない。動作スピードという点では、内蔵メモリーの容量が小さいAVIC-T20が多少劣っているように感じた。
起動時間が最も速いのはこれだ!
機種名 | 起動時間(3回の平均値を計測) |
---|---|
AVIC-T20 | 30秒 |
NV-SB540DT | 5秒 |
CN-MP180D | 7秒 |
クルマのエンジンを始動させると電源が入るのがNV-SB540DTとCN-MP180D。この2モデルは5~7秒程度でストレスなく起動する。それに対しAVIC-T20はユーザー自身がスイッチを入れないと電源が入らず、起動時間も30秒とかなり長い。これは通信モジュールとの接続に時間が掛かるためかもしれないが、急いでいるときなどは多少の不満を覚えるかもしれない。
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