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IDF2009 San Franciscoレポート Vol.1

IDFで32nm世代のCPU「Westmere」の実像が明らかに

2009年09月24日 21時43分更新

文● 山本雅史

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ハイエンドには6コア/12スレッドの
Gulftownを投入

Clarkdale/Arrandaleでは、それほどグラフィックス機能は向上しないが、2010年後半のSandy Bridgeでは、内蔵グラフィックスでも高い性能を示す。またSandy BridgeではグラフィックスコアとCPUコアがひとつになる

 ClarkdaleやArrandaleのグラフィックスコア部分は、Intel G45/GM45 Expressチップセットの内蔵グラフィックス機能と比べて、大幅な機能向上はされない。Blu-rayの映画タイトルの「ピクチャーインピクチャー」を想定した「Clear Video HD Technology with dual HD stream」に対応する。またArrandaleは、グラフィックスコアのターボブースト機能(動作クロックを引き上げる)にも対応する。また、外付けのGPUを接続するためのPCI Expressインターフェース機能も用意する。

 一方、ハイエンドユーザーに向けては、Westmereベースの「Gulftown」というCPUが用意される。Gulftownは6CPUコアで、同時12スレッド実行が可能となる。チップセットには、現行のIntel X58 Expressチップが使用され、インテルのデスクトップ用CPUとしてはもっとも高価なExtreme向けCPUとなるだろう。

WestmereベースのハイエンドCPU「Gulftown」は、Core i7 9xxシリーズを置き換える

Gulftownのデモ。タスクマネージャーに12スレッド分のメーターが表示されている

 既存のLynnfieldやClarksfieldも、32nmプロセスのWestmereへ2010年には移行すると思われるが、当面の間はグラフィックス内蔵の低価格製品でWestmereが先行する形になる。

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