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この秋注目のデジカメを総ざらい!第4回

お散歩に持って歩きたい!注目デジカメ4選

2009年09月19日 18時00分更新

文● 小林 伸 、撮影協力●クラーク記念高校秋葉原ITキャンパス

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高感度(ISO 800)での画質を比較

E-P1GH1
GRDIIIDP2

 どの機種に関してもISO 800程度では画像が破綻することはない。ただ、ずらりと並べてしまうと、やはり撮像素子のサイズの差からなのかGRDIIIは健闘しているもののノイズ感が目立ってしまう。しかし、これ一枚で見る限りは違和感と言うほどのものはない。

 GH1はノイズリダクションのかかり具合が多めでノイズの目立ちは抑えられているものの、シャープ感が犠牲になってしまっている印象。それに対してE-P1は若干ノイズ感はあるものの、建物の表面のテクスチャーなどは再現されている。DP2は今回の中では撮像素子のサイズが一番大きいせいか、目立ったノイズは見られなかった。


結論:お散歩メモには「GRDIII」、総合力では「E-P1」に軍配

 さて、実際に使用してみての印象はどうかというと、普段からデジタル一眼を使用している筆者の場合、シャッターレスポンスが悪いカメラはスナップには向いてないと思う。そういう意味ではDP2のちょっと間のあるシャッタータイムラグは気になった。

 GRDIIIは思った以上にレスポンスがよく、それこそ風景をメモるようにあちらこちらにカメラを向けて撮れる。さらに言えば、建物などをキッチリ撮影したいときなどは液晶モニターに表示される電子式水準器がとても便利だ。液晶に格子グリッドを表示させていても、平行や垂直が微妙にずれるときがあるので、瞬時に確認してちょっと手の傾きを変えてパッと撮れるGRDIIIスタイルに慣れてしまうと、電子式水準器の便利さだけで食指が動いてしまう。

風景のスナップ写真を撮る人にとって、GRDIIIの電子水準器はありがたい存在

 一方で、何機種も持ち歩いていると、従来どおりのスタイルで撮影できるGH1に自然と手が伸びてしまうことも事実。しかし、前述したようにファインダーの中に撮影後の再生画像が映し出されるため、カメラを動かしたはずなのにファインダー像は動かないことに何度かびっくりしたことがあった。まあ、これは慣れで解消できる些細なことだろう。

 その点、E-P1はファインダーがあるわけでもないので、思った方向へ向けてはシャッターを切るという動作が気軽にできていい印象だった。最近はコントラストAFの動作スピードもかなり改善されていることもあり、位相差AFと感覚的にはそう違いないレベルに達しているのを感じた。このような全体のレスポンスの向上が、EVFやLVデジタルカメラが認められる要因にもなっているのだろう。

メモ帳代わりにレスポンス良く撮りたいならGRDIII、スナップ専用と割り切って望遠レンズを使わないならE-P1。それぞれ一日の長がある

 ただ、ファインダーがない分、E-P1は望遠系のレンズを使用したときに怖さがあることも事実だ。今のところ、オリンパスのマイクロフォーサーズ向けレンズラインナップには望遠レンズが用意されていないが、この先単焦点の中望遠レンズなどが登場しないとも限らないし、マウントアダプターを使用して望遠レンズを装着する場面も出てくるだろう。その際の前後バランスはあまり良いとは思えない。さらに、覗き込む体勢から解放される一方、顔でカメラを支えることができないため、手ぶれの発生が心配になった。望遠用途を捨て、スナップオンリーのカメラと割り切ってしまえばそんな心配もいらないのだろうか。

 このようにコンパクトデジカメでも特徴のあるもの、さらにレンズ交換のできるEVF/LV式カメラを試してみたが、限定された条件であればコンパクトデジカメで充分だと思う。しかし、表現の幅を限定させたくないのであれば、レンズ交換可能な機種を使用したほうがいいだろう。歩くという条件に負担をかけたくないのであれば、コンパクトカメラで自分のニーズにあった画角を持ったもの、逆に撮影をするために歩かざるを得ないという条件であればデジタル一眼、特に少しでも軽くしたいのならライブビュー式のデジタル一眼がお勧めといえよう。


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