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ここが変わった! 早わかりWindows 7 第3回

Windows 7の仮想フォルダー ライブラリを使いこなす

2009年09月16日 16時00分更新

文● 柳谷智宣

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実際のフォルダーはVistaと同じ

 「マイ ドキュメント」や「マイ ピクチャ」などのフォルダーとそのデータは、「C:¥Users¥ユーザー名¥」以下に保存されている。これはVistaと同様だ。名前こそ「マイ ドキュメント」だが、XPのように「My Documents」というフォルダー名ではなく、Vistaと同じく「Documents」のままだ。フォルダー名に半角スペースが入ることでトラブルが起きる心配はない。

エクスプローラーのアドレスバーをクリックすると、実際のフォルダー名を確認できる

エクスプローラーのアドレスバーをクリックすると、実際のフォルダー名を確認できる


独自のライブラリを作成できる

 ユーザーが独自のライブラリを新しく作成し、任意のフォルダーを追加して管理することも可能だ。新規ライブラリの種類も指定でき、「ドキュメント」「ミュージック」「ピクチャ」「ビデオ」「一般項目」の5種類から選択する。ライブラリの種類にあわせて、エクスプローラーに最適な項目が表示されるようになる。

右クリックメニューから「新規作成」→ライブラリで作成できる

右クリックメニューから「新規作成」→ライブラリで作成できる。名称は自由に変えられる

新しいライブラリを開き、「フォルダーの追加」をクリックする

新しいライブラリを開き、「フォルダーの追加」をクリックする

フォルダーを追加したところ

フォルダーを追加したところ

ライブラリの種類を選択できる

コンテンツに合わせて、ライブラリの種類を選択できる

 項目は、従来と同様右クリックメニューからカスタマイズできるので、特に設定しなくても構わない。アイコンはピクチャとドキュメントを合わせたようなオリジナルの画像になる。


上級者でも便利に使えるライブラリ

 複数のフォルダーにまとめてアクセスできるようになるライブラリは、ユーザーデータの管理方法を大きく変えてくれそうだ。すべてのフォルダーをきちんと管理し、手動でバックアップも取っているような上級ユーザーには不要に思えるかもしれないが、ビギナーにはわかりやすく、データの活用に一役買うだろう。

 上級者でも、特定のプロジェクトで利用するさまざまなフォルダーを登録し、1ヵ所から利用できるのは便利だ。ホームネットワークで接続した場合、公開したライブラリはほかのパソコンからでも同じようにアクセスできる。さまざまなフォルダーの共有設定をしなくてすむのは手間が省ける。Windows 7の新機能の中でも、地味に活用される機能となるだろう。


筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートパソコンは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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