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ここが変わった! 早わかりWindows 7 第10回

リモートメディアストリーミングで外から家にアクセス

2009年11月03日 13時00分更新

文● 柳谷智宣

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難しい設定なしで、外部から自宅のコンテンツを再生できる「リモートメディアストリーミング」

 音楽や写真、動画データはあっという間に膨大な量になってしまう。モバイルノートにすべてを入れて持ち歩くことは難しいが、そういう時に活用したいのが、Windows7の新機能「リモートメディアストリーミング」機能だ。


Windows Live IDをリンクさせて
ルーター越しにアクセス

 Windows Vistaでも、家庭内など同じネットワーク内のパソコンでは、メディアファイルを共有できた。しかし、外部から自宅へアクセスしようとすると、複雑な設定が必要だったり、動作速度が実用的でなかったりした。しかしWindows 7では、Windows Live IDを利用して、HTTPSプロトコルによって実用的なストリーミング配信を楽しめるようになった。

 リモートメディアストリーミングでは、サーバー側となる自宅のパソコンと、外部でクライアント側となるモバイルパソコンを、WindowsアカウントとオンラインIDプロバイダーのアカウントを使ってひも付ける。今のところ使えるIDには、Windows Live IDしか用意されていない。ひも付けには「Windows Live ID サインインアシスタント」を利用する。これは初期設定ではWindows 7に含まれていないので、マイクロソフトのサイトからダウンロードしよう。将来は、他のオンラインIDプロバイダーを利用できるかもしれない。

 Windows Media Player(以下WMP12)の「ストリーム」メニューから「ホームメディアへのインターネットアクセスを許可」を有効にすればサーバー側の準備は完了。続けて、クライアント側でも同様の操作をすると、「その他のライブラリ」にサーバー側のパソコンが表示され、ライブラリを利用できるようになる。

WMP12の「ストリーム」メニューから、「ホームメディアへのインターネットアクセスを許可」を選択

初めて設定する場合は、コントロールパネル→「ユーザーアカウント」の「オンラインIDプロバイダーを追加」をクリック

「オンラインIDプロバイダーを追加」をクリックする

32bit OSの場合は「Download for 32-bit」を64bit版の場合は「~64-bit」を選ぶ

ダウンロードしたファイルを実行し、Windows Live ID サインインアシスタントをインストールする

「オンラインIDをリンクする」をクリックする

Windows Live IDのアカウント情報を入力し、「サインイン」をクリック

「インターネット経由ホームメディアアクセス」の画面に戻ったら「ホームメディアへのインターネットアクセスを許可」をチェック

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