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「スカパー!」視聴の革命!? LAN録画機能を試す 

2009年09月23日 12時00分更新

文● シバタススム

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 2008年10月に放送を開始したハイビジョンCS放送「スカパー!HD」。まだ、対応しているチャンネルは2009年8月時点で18チャンネルだったが、10月以降は70チャンネル以上が対応するとしており(関連サイト)、ようやくCS放送にもデジタル化の波が本格的に始まった。

 このスカパー!HDの視聴には、現段階ではスカパー!ブランドのHUMAX製チューナー「SP-HR200H」とソニー製「DST-HD1」が対応しているが、8月よりダウンロード配信を開始した「SP-HR200H」の新ファームウェアでは、対応するLAN接続HDDやレコーダーに番組を録画できるようになった。

「SP-HR200H」の新ファームでできる番組録画

「SP-HR200H」の新ファームでできる番組録画

 実はこのアップデートは、単なるチューナーにレコーダーとしての機能が搭載されたに留まらない。スカパー!の番組はもちろん、地デジ番組でさえ、録画した番組がテレビでもパソコンでも見られるようになるスゴイことなのだ。


録画した番組をパソコンで見る

 今回のアップデートは、言い換えると「DTCP-IP対応のDLNAサーバに直接番組を録画できるようになった」とも言える。平たく言うと「地デジやCSハイビジョンの放送を、チューナーからネットワーク接続のHDDに直接録画できるようになった。録画した番組は、録画したチューナー以外でもネットワークに接続されている対応機器なら見ることができる」ということなのだ。

 それって、何がいいの? と思うかも知れないが、具体的に考えてみると、番組の視聴スタイルを大きく変化させる。例えばSP-HR200HからLAN接続のHDDに録画した番組は、必ずしもチューナーがつながっているテレビで見る必要はない。

 DTCP-IPに対応したDLNAクライアントをインストールしたパソコンで録画した番組を再生することができる。タイムリーなことに7月15日にデジオンから「DiXiM Digital TV」が発表されており、日本インテリジェンスや、アイ・オー・データ機器の直販ストアなどで4980円で購入することが可能だ。

「DiXiM Digital TV」を使えば録画した番組がパソコンで視聴可能

「DiXiM Digital TV」を使えば録画した番組がパソコンで視聴可能

 これを使えば、SP-HR200Hで録画した番組をパソコンで視聴できる。しかも、無線LAN経由(IEEE 802.11nぐらいの帯域はほしいが)で見ることもできるので、チューナーがない部屋でも無線LANの電波さえ来ていれば、家中どこでもノートパソコンを持ち歩いて、録画したスカパー!の番組を見ることができるのだ。

 これは「テレビの前に陣取って番組を見る」という従来のあり方を大きく変えるものであり、書斎や寝室、台所やトイレでさえも、ネットワークが繋がっている環境とパソコンさえあれば、どこでも番組コンテンツを視聴できることを意味している。

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