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ボーカロイドを支えた有名Pが集結

初音ミクが歌って踊る! ミクフェス '09(夏)レポート

2009年09月01日 21時00分更新

文● 広田稔/ASCII.jp編集部

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初音ミク、舞台に立つ!

 まずは舞台での彼女の姿をご覧いただきたい。

 ポイントは、初音ミクが舞台に立っているというところだろう。

 実はミクフェスに先駆けて、初音ミクは、8月22/23日に開かれたアニメソングの祭典「Animelo Summer Live 2009」にも出演していた。このときは会場が2万5000人を収容した「さいたまスーパーアリーナ」ということもあって、中央の巨大なスクリーンにムービーで登場するのにとどまっていた。

 一方で、今回は舞台に透明なスクリーン(ディラットスクリーン)を3枚置き、裏側からプロジェクターで彼女の姿を照射するという演出を試みた。ムービーを使う点ではアニサマと変わらないが、スクリーンが透明なので、「画面のむこう」にいるという感覚は薄れた。

 特に会場の照明を落とすと、3Dホログラムのような立体的な姿が浮かび上がって、初音ミクが本当にそこに立っているような錯覚を覚える。

 あるときは単独で、またあるときはバンドメンバーやDJと一緒に舞台で動き回る初音ミクを見ていると、単なるビデオ上映会でも、人間によるライブでもない、別のステージ表現が生まれている印象を受けた。

 ちなみに主催者によれば、今回舞台で使ったモーションデータは、PSP用ゲーム「初音ミク -Project DIVA-」のものを元にしているそうだ。また、ずっと初音ミクが舞台に出ていたわけではなく、曲によってPVやモーショングラフィックが映し出されたりとバラエティーに富んでいた。

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