「Windows 7」のRC版が出てだいぶ経過し、いよいよRTM版のリリースが控えているが、中国ではWindows 7の海賊版はどうなっているのだろうか。
まず調べてみたのが、最近人気急上昇の中国のオンラインショッピングサイト。特に「ヤフーオークション」のような個人対個人取引(C2C)が人気で、その中でも人気ナンバー1はアリババ配下の「淘宝網(TAOBAO)」。それを追うのが検索の雄「百度(Baidu)」による「有阿(正確には口へんに阿)」と、チャットの雄「騰訊(tencent)」による「拍拍網(paipai)」である。
「淘宝網(TAOBAO)」「有阿」「拍拍網」の3サイトで「Windows7」をキーワードに検索してみると、淘宝網では245件、拍拍網は36件、有阿では6件のページが見つかった。さすが人気の淘宝網といったところか(?)。
売られているWindows 7の実態は、「Ultimate Edition」を強調する「RC版」をはじめとして、まだ出ていないはずの「RTM版」や、最新のアップデートを施したシステムドライブをバックアップした「ghost版」など、様々なバージョンが売られている。いずれにしろ、値段は5元から10元(100円前後)と中国人所得でも気軽に買える値段となっている。
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