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光学10倍ズーム&長時間バッテリーがウリのコンパクトデジカメ

夏休みの旅行に持っていきたい「EXILIM EX-H10」

2009年07月01日 12時00分更新

文● 小林 伸

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「EXILIM Hi-ZOOM EX-H10」のシルバーカラーモデル。ちなみにピンクカラーモデルは7月24日発売

 カシオの「EXILIM」シリーズの中でも高倍率ズームを搭載した「EXILIM Hi-ZOOM EX-H10」(以下H10、関連記事)のシルバーカラーモデルが7月3日に発売となる。予想実売価格は4万円前後だ。

 有効1210万画素のCCDセンサーを搭載し、光学10倍ズームが可能なコンパクトタイプで、最大1000枚の撮影が可能な長時間バッテリー駆動など、夏休みの長期旅行などにうってつけだと思う。その画質や使い勝手を見ていこう。


広角側がよりワイドに

光学10倍ズームという高倍率なレンズを搭載しているとは思えないコンパクトなボディ。しかし、操作系のボタン類は若干混み合ってきた感じがする

 従来の「EXILIM Hi-ZOOM」シリーズの「EX-V8」までは屈折式光学系を採用していたが、H10ではコンベンショナルな沈胴式光学ズームレンズを採用している。

 さらに広角側の焦点距離は24mm相当(35mm換算)で、従来の38mm相当からだいぶワイドになり、狭い場所でも広く写せるようになった。ズーム倍率も10倍になり、数字上は高倍率になっている。ただし24mm相当からの10倍、つまり240mm相当なので、EX-V8の望遠側266mm相当からは若干減っている。

 とはいえ、広角側の差14mmと望遠側の差26mmでは圧倒的に広角側の効果の方が大きく、実際の撮影では恩恵を得やすいだろう。

光学ズームを広角端から望遠端までズームするとこのくらいレンズがせり出す

 本体サイズは幅102.5×奥行き24.3×高さ62mmで重量は約165g。沈胴式の光学系を搭載したことにより、以前のEX-V8であればボディからせり出すことがなかったレンズは電源のON時、さらに望遠側へズームすることでボディ前面より前へと伸びるようになった。しかし、望遠ズーム時の繰り出し量自体は思っていたほどではなく、これであれば重量のバランスが変わるようなこともない。


バッテリーが減りません

専用リチウムイオン充電池はNP90となり従来のNP60からは倍以上に容量がアップされている

専用リチウムイオン充電池はNP90となり従来のNP60からは倍以上に容量がアップされている

 このカメラは電池寿命がウリのひとつ。従来機種は本体の小型化を優先させてきたためか、電池自体も小型のものを採用。容量が小さく、フル充電したとしても1日の終わりまで電池が持たないということもあった。

 しかし、H10で採用している専用リチウム充電池「NP90」は、従来の「NP60」の720mAhから1950mAhへと倍以上の容量となった。そのおかげで電池寿命は飛躍的に伸び、スペック値では1回の充電で1000枚撮影できるという。

 実際にフル充電して使ってみたが、確かに1日使っても3つある電池残量のアイコンは1つ減るか減らないか程度で済んでしまった。これなら数日は充電ナシでも使えそうだ。

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