全部知りたい! iPhone 3GS & iPhone OS 3.0 第6回
コンパスや音声コントロールなど、魅惑の機能が満載!
これが実機だ! iPhone 3GS、国内最速レビュー【その2】
2009年06月25日 16時00分更新
その1に引き続き、アップルの新しい携帯電話「iPhone 3GS」の魅力をお伝えしていこう。
電波OFFでも便利な「コンパス」機能搭載
iPhone 3GSのもうひとつのハードウェア的な特徴がデジタルコンパスの搭載だ。iPhone標準搭載のアプリで、このデジタルコンパスの恩恵が受けられるものは2つある。ひとつはiPhone 3GSで新たに採用した「コンパス」で、もうひとつは従来からあった「マップ」だ。
デジタルコンパス
「コンパス」は起動すると、方位磁石の画面が現れて方位を教えてくれる、ただそれだけのアプリだ。方位の計測には、「磁北」と呼ばれる磁気から計測された「北」と、北極点を北とする「真北」の2種類があるが、「コンパス」アプリでは、設定次第でどちらも選べる。
ただし、周囲に金属や磁石などがあると干渉が起こって、方位を調べられない。その場合は、iPhone 3GSの画面に現れた指示に従って、周囲の金属/磁石から離した上で端末を8の字に動かして干渉を解く。
「コンパス」アプリの左下には、現在地を表すアイコンがあり、これをタップすると「マップ」が起動する。
iPhone 3GSの「マップ」は、一見、これまでの「マップ」と同じようだが、実はちょっとした違いがある。左下の「現在地」ボタンをタップして現在地を表示させ、その後、もう一度タップすると、現在、向いている方角に合わせて地図がグルリと回転するのだ(さらにタップすると、標準の北が上の表示に戻る)。
この方位マップ表示は、当然、「航空写真」モードや「地図+写真」モードにも反映される。ただし、残念ながらストリートビュー表示では使えず、ここはGoogleのAndroid携帯の「HTC-03A」に負けるところだ。
地図アプリでは、コンパスがどの程度、正確に方位をとらえているかを「V」字の幅で示す。起動したばかりの時は「V」の字の角度が広い(画像左)が、しばらく使っていると「V」字の角度が狭まってより正確な方角が取れる(右)
ところで、地図はともかく、ただ向きを指すだけの「コンパス」アプリにどれほどの意味があるのか疑問に思う人もいるかもしれないが、実はこの「コンパス」アプリには「マップ」よりもスゴい特徴がひとつだけある。
「マップ」は携帯の電波が届く範囲でなければ地図データが取得できないが、「コンパス」はいつでもどこでも方位を調べられるのだ。いずれ、アウトドアで道に迷ったとき、iPhoneがあなたの命を救ってくれることがあるかもしれない。
ちなみに「コンパス」は、ホーム画面からアイコンを削除できない。そのため、ホームにコンパスがあるかどうかで、iPhone 3GとiPhone 3GSを画面を見て区別することができる。

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