会場で静かに盛り上がっていたのが電源ユニットだ。数年前までは大出力化が求められてきた電源だが、近年では出力よりも高効率化、つまり低消費電力をセールスポイントとする電源が増えてきていた。そして予想通り、会場では変換効率の高さを示す指標である「80 PLUS」の認証を受けた電源ユニットを各メーカーとも数多く展示していた。
昨年のCOMPUTEXでは「80 PLUS SILVER」の認証を受けた製品までだったが、今年はついに「80 PLUS GOLD」の認証を受けた製品が出展されていた。なお、「80 PLUS」に関してはアキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009【電源&PCケース編】で詳しく解説しているので、そちらの記事を参照していただきたい。
上記のほかにも、OCZ TechnologyやThermaltakeなども「80 PLUS GOLD」認証の電源を展示。今後さらにGOLDの認証を受を受ける製品は増えていくだろう。ただし、現在のところ「80 PLUS GOLD」の認証は、メーカーの技術力をアピールする上では非常に効果的だが、価格面では非常に割高。エンドユーザーに浸透するにはまだ時間がかかりそうだ。

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