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最新の「HDMI 1.4」でケーブルが減る!?

2009年05月28日 19時34分更新

文● 橋本 優/ASCII.jp編集部

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HDMI Licensing、LLCのSteve Venuti氏
説明を行なうHDMI Licensing、LLC代表のSteve Venuti氏

 HDMIの規格ライセンスを管理するHDMI Licensing、LLCは、HDMIの最新バージョン「1.4」の仕様についてのプレス向け説明会を開催した。

 今回説明された内容は承認前の仕様で、最終仕様は2009年6月30日までにHDMI Licensing、LLCのウェブサイトで配布(ダウンロード提供)する予定。


HDMI 1.4から加わる主な新機能 


HDMIイーサネットチャンネル

HDMI 1.4
現状のテレビやAV機器は、各機器にEthernetケーブルを接続しなければならないHDMI 1.4機器同士なら、1つのデバイスがEthernetに接続されていればOK

 HDMIのストリームにデータチャンネルを追加することで、100Mbit/秒の双方向通信を実現。これにより、例えばテレビにEthernetが接続されていれば、レコーダーなどはEthernetに繋がなくても、HDMIケーブル1本でテレビを介してインターネットやLANにアクセスできる。


オーディオリターンチャンネル

HDMI 1.4
テレビからオーディオ機器へのケーブルが不要となる

 アップストリーム伝送のオーディオチャンネルを追加。例えば、テレビの音声をオーディオ機器に出力する際(アップストリーム)、従来は別途オーディオケーブルの接続が必要だった。HDMI 1.4ではHDMIケーブル1本でダウンストリーム(オーディオ機器→テレビ)とアップストリーム、双方の音声を伝送できる。


3D映像信号のサポート 

HDMI 1.4
話題の立体映像フォーマットをサポート

 アメリカでの3Dシネマ普及を受け、映像の立体表示技術に注目が集まっているが、HDMI 1.4では映像の立体表示の標準的なフォーマットをサポートする。今後登場するフォーマットもサポートしていくという。

 

4K×2K映像のサポート

HDMI 1.4
次世代ハイビジョンの解像度をサポート

 現在のフルハイビジョン(1920×1080ドット)の約4倍にあたる4096×2160ドット(24Hz)の解像度をサポートする。さらに3840×2160ドット(24/25/30Hz)の解像度もサポート。


コンテンツタイプの伝送

 HDMIで伝送するコンテンツの種類をリアルタイムで知らせる。例えば、レコーダーで再生している映像の種類に合わせて、テレビの方で映像をリアルタイムに最適化する、といったことが可能だ。


色空間の拡大

HDMI 1.4
デジカメで使われる色空間規格をサポート

 「sYCC601」「AdobeRGB」「AdobeYCC601」といった色空間をサポート。特にデジタルカメラとの接続を考慮したという。 


新しいHDMI端子

HDMI 1.4
Micro HDMIケーブル従来の端子との比較。Micro HDMI端子の幅は6.5mmで高さ2.9mm

 これまでの「Mini HDMI」(Type C)よりもさらに小さい「Micro HDMI」(Type D)端子を定義。携帯電話機やコンパクトデジカメなどへの搭載が前提だ。

HDMI 1.4
車載機器向けのTyep Eケーブル

 さらに自動車搭載機器向けのHDMI端子(Tyep E)も定義された。堅牢性や耐振動性、強度などに重点が置かれている。

 なお、1.4で加わる機能を利用するには、「Ethernet接続対応」や「ハイスピード対応」といった、1.4対応のHDMIケーブルが必要となる見込み。

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