こんにちは。竹内亮介です。
突然の質問です。このコラムを読んでいるオーナーであるあなたは、このページを「何」で見ていますか?
という事で、今回は、ユーザーの「利用環境」について取り上げます。
最近では、InternetExplorer(以下、IE)の最新版である7.0やFirefoxといった新しいブラウザもどんどん登場しています。
ただ、実際にユーザーがどんなブラウザを利用しているかといった意識をしていないオーナーも多いのではないでしょうか。実際に見ていると、最新のブラウザに未対応のショップも数多く見られます。
見え方のおかしい(崩れている)店舗は信頼感を落とす
ただ、考えてみてください。実際に店舗で物を買う際に、陳列が乱れていたり、商品のラベルが汚れている店舗を選ぶでしょうか?
ネットショップも同じです。ユーザーが訪問した際に見た目がおかしかったり、レイアウトが崩れている場合、そのショップの信頼感を失われてしまいます。
では、すべてのブラウザや利用環境に対応すればよいのかというとそれもまた大変です。多くの環境に対応するには、それなりのコストや労力がかかってしまいます。また、対応の難しい環境があるのも事実です。
ショップを訪問するユーザーの「利用環境」を把握しておこう
その際に便利なのがアクセス解析です。アクセス解析の「利用環境分析(ブラウザとOS、解像度)」を見ると実際にショップを訪れたユーザーが使っている環境が分かります。
実際に弊社製品サイトを訪問したユーザーの「ブラウザ」を見てみます。
世界的にもシェアの高いIE6.0の割合が40%近くを占めていますが、FirefoxやIE7.0を足すと過半数に達する勢いです(※)。
このような場合、最低でも上位のブラウザで自ショップを見てみましょう。その際にきちんと見えていれば、訪問した大半のユーザーにはきちんと見えているという事になります。
★ただ、デザイナーなどを対象とした商品を販売するサイトやITリテラシーの高いユーザーをターゲットにしている場合、Safari(Macでおもに利用されるブラウザ)やFirefoxの割合がさらに高くなったりもします。商品や訪問者の特性によって環境も変わってくるので、まず、自ショップをチェックしてみる事が大事です。
※ 米Net Applications発表の2008年2月のブラウザ・マーケットシェア
- Internet Explorer : 74.88%
- Firefox : 17.27%
- Safari : 5.70%
ネットショップで定期的に購入をしてもらうには、商品力や価格もそうですが、「見やすさ」「使いやすさ」も重要な要素です。
まずは一度、アクセス解析で「利用環境」を見てユーザー割合の多いブラウザでショップをチェックしてみてみましょう。
もしかしたら、思いもよらない見え方をしているかもしれません。そして、その点が「売上げを下げる要因」に繋がっているかもしれません。
【アクセス解析 用語解説】
■ 利用環境分析
訪れたユーザーが利用しているPCの環境を分析。主に解析できるのは「OS」「ブラウザ」「解像度」といった点。その他、FLASHのバージョンなども調べられるツールもあります。
ネットショップをリニューアルするなどする際には、まず訪問者や顧客が利用する環境を確認して、それに合わせたネットショップを構築するのがユーザーのためのネットショップ作りの第一歩となります。
著者プロフィール
名前 | 竹内 亮介 | |
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会社 | 株式会社環 | |
サイト | http://www.kan-net.com/ |