こんにちは 大久保淳子です。
私は、株式会社サーフボードでディレクターの仕事をしています。ディレクターといっても皆さんには、わかりづらい職種ですね。簡単にいいますと、お客様のご要望をお聞きし、企画提案書にまとめて、その次にWebデザイナーやシステム開発者にWeb制作の指示をする仕事です。これがまた大変なんです。今度機会があったらこのコラムに「悪戦苦闘のディレクター物語」を書きたいと思っています。(笑)
皆さんは、ECサイトの3つのBADを知っていますか?
「わかりにくい」「ややこしい」「めんどくさい」です。
トップページを見ても、何を販売しているかさっぱりわからない。注文しようと思うがどこをクリックしたら注文ページがあるかわからない。注文ページで、住所氏名の他に、性別や生年月日まで登録しなければならない。
では、4つのGOODは何でしょうか?
「見やすい」「ためになる」「お徳だ」「注文しやすい」です。
インターネットのユーザーは「せっかち」なんです。ですから、瞬間的にサイトに反応(判断)してしまうのですね。きれいな写真やキャッチが目に飛び込んできて、「オーッ」と思わせることがポイントです。それに、このサイトで注文すれば「得するぞー」と思ってくれるように、仕掛けをするんですね。
サイトマップとは?
ホームページの全体構成について、表示したものです。SEの方は階層構造図とか画面遷移図などとややこしい言葉で言っています。また、Webデザイナーはインデックス(目次)ページといったりしています。多少目的が違うようですが、深く考えないほうがいいです。
サイトマップの5つの役割
1) Web制作するときの制作工期や予算の目安
2) Web制作するときの設計図
3) 訪問者を迷子にさせないためのナビゲーション
4) 検索ロボット(Googleロボット)のためのナビゲーション
5) アクセスログ解析のためのチェックシート
Webの制作を自作するにせよ、外注するにせよ、いったいどれくらいのページ数になるか全体構成やページの枚数を把握するためにとても大切です。
そして、サイトが完成したら「サイトマップ」というページを作成することで、訪問者に対しどこにどんなコンテンツがあるか教えてあげるのです。
検索ロボット対策とは、特にGoogleロボットが定期的にサイトを巡回しているのですが、そのロボットに対し、「こんな良い情報もあるからこのページも最後まで調べていってね。」て教えてあげるんです。
(参考 Googleサイトマップ https://www.google.com/webmasters/sitemaps/)
また、ECサイトの運用が始まったらアクセスログ解析をして、アクセスが多いページをチェックするときに使うと便利です。
サイトマップ作成のポイントは?
ここでのサイトマップは、ECサイトを企画する段階、すなわち設計図としての役割を説明します。
まず、トップページですね。トップページには、どんな情報を盛り込むかを企画します。(トップページに関する構成は次回説明します。)
そして商品やサービスの紹介とショッピングカート(注文フォーム)です。ECサイトの目的にあわせて、商品販売、予約注文、見積依頼などにより構成が異なります。
そのほか、ECサイトに必要なページとしては、注文までの流れ、支払・送料についての説明、特定商取引法、個人情報保護方針、会社紹介です。
皆さんのECサイトで扱う商品やサービスによって、企画するページが出てきます。例えば、プレゼント企画や無料サンプル提供、こだわりの素材や製造過程など、いろいろなアイディアを出してください。そして、必ず同業他社のECサイトも参考にしてください。
サイトマップ作成のとき注意して欲しいのは、クリック回数(ページの階層)は3クリックまでと少ないほうが良いです。また、特に見て欲しいページがあると思いますので、優先順位も考慮してください。
今回は、この辺でおしまいです。次回は「トップページの構成」について説明します。
著者プロフィール
名前 | 大久保 淳子 | junko[アットマーク]surfboard.co.jp |
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会社 | 株式会社サーフボード | |
サイト | http://www.surfboard.jp/ |