ケーススタディ:高井フルーツ、河内屋
こんにちは 大久保淳子です。
味覚の秋ですね。スーパーマーケットの店頭にはりんご、なし、柿、ぶどう、みかんなど新鮮な果物が山積みされています。よく見ていると男性で買い物籠に果物を入れる人はホント少ないですね。それに比べて女性は果物とスイーツには目がないです。
また、秋といえばブライダルシーズンです。そしてブライダルといえば結婚披露宴で渡される引き出物を連想してしまいます。昔から引き出物で多いのは果物とかまぼこです。都会では、引き出物が廃止の傾向だと聞いていますが、地方では披露宴の後に引き出物を渡す習慣はまだまだ残っています。
そこで今回は、ケースタディとして
「くだもの白書高井屋」(http://www.takaiya.com/)さん
「かまぼこの河内屋」(http://www.kamaboko.co.jp/)さん
の2つをを取り上げます。
まず、前回「商品購入の流れ」で取り上げた「魅力的な商品ページにするための8つのポイント」をもう一度チェックしておきましょう。
- 商品写真は、鮮明できれいなものを。写真のサイズも適切な大きさであることも大事
- 商品の利用シーンがイメージできる写真を掲載
- 商品ごとに「お客様の声」を掲載し、商品に対する評価をアピール
- 商品説明は丁寧に。「価格」「仕様」「色柄」「味」「規格サイズ」「素材、原料」「賞味期限」「梱包単位」などの情報を、見やすく、分かりやすく表示
- 商品に関する「こだわり」や「うんちく」を掲載
- 季節や時期にあわせた商品を、定期的に更新
- 欲しい商品が直ぐに探し出せるよう適切なカテゴリ分け
- お客様が使いやすいと感じるショッピングカートを設置
では、1から8について、まず「くだもの白書高井屋」さんの場合を見てみましょう。
「美味しそう!」と思わせる演出が大切
【1】
ページの上部に、商品の生ジャムの写真と適切なキャッチコピーが掲載されています。瓶詰めの商品写真だけでは分からない生ジャムのイメージを伝えるために、スプーンですくったところをズームして撮影したものを使用しており、ジャムの質感や色がよくわかりますね。
【2】
商品の利用シーンとギフトとしてお使い物にした場合のイメージを伝えています。ラッピングのイメージや商品の大きさもこれで把握できますね。
【3】
商品ごとの「お客様の声」はページ下に、できるだけたくさん掲載してあります。ネットで買い物をする方は、「お客様の声」の欄は特によく読まれます。どんな人が買っているか、どんな味だったか、どんな人に送ったかなどを参考にしています。
【4】
商品説明は丁寧に。保存方法やレシピ、それに美味しい食べ方などを記載しています。
【5】
商品に関する「こだわり」に関しては、製造工程を詳しく説明しています。
【6】
季節や時期に合わせた商品を、定期的に更新することに関しては、トップページに、秋をイメージする旬の果物をメインビジュアルとして掲載しています。
【7】
欲しい商品がすぐに探し出せるように、ページ左メニューで各果物を四季(春夏秋冬)でナビゲーションしています。
【8】
お客様が使いやすいと感じるショッピングカートとしては、複数の送り先へ簡単な入力で済まできるショッピングカートをカスタマイズして導入しています。特に果物は、自家消費よりも大切に思う人への贈り物が多いため、注文主と送り先の入力項目が簡単な操作で行えるよう工夫が必要です。
「季節限定」の演出で訴求力をアップ
右は富山のかまぼこや「河内屋」さんです。かまぼこというと果物のような季節感はなさそうに思いますが、「河内屋」さんではトップページで「秋限定」とした季節商品をしっかり訴えています。
また商品写真も秋にふさわしい季節感を演出するため、かまぼこに紅葉の葉を添えてアレンジしています。
さらに、「手作りにこだわり続ける河内屋」というポイントもしっかり掲載。言葉と写真でアピールするほか、「手作り蒲鉾の製造工程を見る」というコンテンツへのリンクをはって、詳しく紹介しています。
食品の場合は、季節に合わせ、写真のイメージが特に大切だということを覚えておいてくださいね。
著者プロフィール
名前 | 大久保 淳子 | junko[アットマーク]surfboard.co.jp |
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会社 | 株式会社サーフボード | |
サイト | http://www.surfboard.jp/ |