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商品購入への「商品ナビゲーション」と「商品検索機能」

2006年12月22日 09時00分更新

文●大久保 淳子/株式会社サーフボード チーフディレクター

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 こんにちは 大久保淳子です。

 紅葉もそろそろ終わり、初雪の映像がテレビで流れています。鍋料理の美味しい季節ですね。私は辛いものが好きで、キムチ鍋が大好物です。ただ、お客様とお会いすることが多いいため、ニオイが残らないよう気を使っています。

 前回、商品の説明ページについて説明しました。今回はその続きで、商品購入までのナビゲーションと、商品が多い場合の商品検索に関して説明します。

目的の商品までいかに早くたどりつけるか

 商品購入までのナビゲーションのポイントは、お客様が「買い物しやすい」と感じるようにすること、目的の商品まで簡単にたどり着けることです。そして、目的の商品、知りたい情報が、すぐに分かることがきわめて重要です。

 また最近では、商品を品目ごとに分類し、絞込みが簡単にできるネットショップも増えています。ここでは、目的の商品が一目で分かる例として、お豆腐を販売しているサイトを例に、説明します。

 【お買い物ページ】 お客様が目的の商品を探しやすいように配慮した、商品ナビゲーション。全ページに商品ナビゲーションが表示されるので、どのページからでもすぐに商品分類ページへ移動できます。
 【商品分類ページ】 商品ナビゲーションから選んだ、商品分類のページ。分類された商品の品番、品名、配送方法、価格などの基本情報が表示されます。
 【商品詳細ページ】 気になる商品があれば、「詳細はこちら」ボタンをクリック。商品分類ページより詳しい情報を記載することで、商品への興味や関心を高めるように考えられています。

多彩な検索方法を用意したい

 取扱商品が多く(目安として100商品を超える場合)、商品分類が難しい場合、商品ナビゲーションだけでは、お客様が買い物しやすい状態とは言えません。

 お客様が目的の商品をすばやく探し出せるように、「商品検索機能」の導入を検討してください。販売する商品にあわせて、いろいろな検索条件が必要です。お客様にとって目的の商品を探し出しやすいような検索条件を考えてください。

価格検索 価格や価格帯で検索。価格を重視するお客様に便利。
品名検索 商品名や商品名の一部をキーワードとして検索する方法。
メーカー名検索 商品の製造メーカーから検索する方法。
ブランド名検索 メジャーなブランド商品を取り扱う場合、ブランド名で検索できると便利。
用途、目的による検索 商品の用途や目的をキーワードとした検索方法。

【ワンポイントアドバイス】 ショッピングカートの「かご落ち」

 ネットショップの業界用語で「かご落ち」という言葉があります。このかご落ちとは、お客様が商品を選択し、ショッピングカートに入れたにもかかわらず、途中で買い物を中断してしまうことを表す言葉です。かご落ちの比率は一般のネットショップで70%近くもあると言われています。

 かご落ちが発生する原因は、ショッピングカートの流れが複雑であったり、商品説明に余分な説明があったり、個人情報の入力項目が多すぎる場合等が考えられます。ショッピングカートには、ホスティング会社が提供するレンタルショッピングカートやASPタイプで提供されるショッピングカートがあります。ショッピングカートを選ぶ際はクリック数や画面の遷移の少ないものを選ぶようにしてください。

著者プロフィール

名前 大久保 淳子 junko[アットマーク]surfboard.co.jp
※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。
会社 株式会社サーフボード
サイト http://www.surfboard.jp/

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