プレスリリースは持参か郵便で届ける。メールのみはNG!
秋もずい分深まってきました。ネットショップのオーナーや自営業の方、広報宣伝の方たちは、年末に向けていろいろなアイデアが浮かぶころでしょう!前回で、みなさんの手づくりの「プレスリリース配布先リスト」ができあがりました。いよいよ、具体的にマスコミへの配布方法を検討します。
編集部への配布方法には以下の4通りが考えられます。
1. 持参する
2. 郵送する
3. メールで送る
4. FAXで送る
どの方法がいちばん有利なのでしょうか。
はい、それは、1の、「編集部に持参する」が正しい選択です! 「えーっ、マスコミに持参~? 腰がひける~」というアナタ、それでは掲載にいたることはまずありませんよ。ただし、持参できるかどうかは編集部の対応次第です。
まずは、第8回で解説した奥付に掲載されている編集部の電話番号に電話して、「○○株式会社の●●と申します。このたび新商品を開発しまして、プレスリリースを用意しております。商品ともども持参してご挨拶させていただきたいのですが、ご担当の方につないでいただくことは可能でしょうか」と挨拶と用件を話してみましょう。
担当者につないでくれたらバンバンザイです。が、たいていは初回コンタクトでそこまでいかないことが多く、どのようにして届ければいいのかなどを先方から案内をしてくれます。
ここで注意しておきたいことがあります!プレスリリースは基本的にメールで送るものではなく、紙に印刷してまとめ、商品サンプルとともに郵便か持参で持ち込むことが基本と心得てください。
雑誌や新聞など活字媒体の編集者、記者はみなさんの想像以上に、アナログな方法で情報を集めています。それどころか、パソコンが苦手、キライ、ネット情報などデジタル的な情報は信用しない、と考える人も多いのです。よって、メールで到着したニュースは、大企業や役所からの定期的リリースでない限り軽視されてしまいます。迷惑メールと判断され、一瞬にしてゴミ箱行きかもしれませんよ。
ネットショップを運営するオーナーたちの多くはパソコンに精通し、メールでの商売が主のため、ついついメールでコトを済ませてしまいがちなので、ここが配布の落とし穴となるわけです。
もしあなたが雑誌社か新聞の人であれば、どこの誰かもわからない人からいきなり、自己の情報を宣伝するメールが添付ファイル付きで送られてきたら、そのファイルを開きますか? 情報を信用しますか? NO!ですね。アナタが手塩にかけてつくったプレスリリースは、メールじゃ理解されないことを肝に命じておきましょう。
ただし、少数派ですが、パソコン専門誌やパソコン関連のアスキーのウェブサイトのように、メールでの受付の窓口を開いているマスコミもあります。その際の売り込みのコツは次回、お話ししましょう。
著者プロフィール
名前 | 朝日奈 ゆか | info_email_01[アットマーク]yumble.com |
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