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マスコミにとりあげられた場合の効果のほどは?

2006年07月29日 09時00分更新

文●朝日奈 ゆか/株式会社ユンブル 代表取締役

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 さあ、はじまりました、あなたのショップ、会社、商品をマスコミにとりあげてもらう方法シリーズ! 

 今まで、他社のニュースを見て感心するだけだったあなた、どうして世間の商品はマスコミに載っているのだろう…と不思議がるあなた、商品に自信はある!世に出したい!というあなた。そんなあなたのやる気をさらにやる気にさせる、あなたの精魂込めた商材をマスコミにアピールする秘術を伝授します。

 第1回の今回は、まず、マスコミに紹介されることには、どんなメリットがあるのかを具体的に考えてみましょう。

「いやあ、想像していた以上にすごい効果でした。関西のメジャーなタウン情報誌に1ページでとりあげていただいたのですが、びっくりするほど“雑誌を見た”という予約のお電話が入りました。雑誌に掲載されることで、信用がアップしたようですね」というのは、日本三大古泉に数えられる兵庫県の有馬温泉で老舗旅館「奥の坊」(http://www.okunobo.co.jp/)を営む社長兼女将の先山万紀子さん。

 私の友人でもある彼女に、マスコミに掲載されたことによる効果について話を聞きました。先ほどの話に続いて女将は、「その雑誌のテーマに合うように、宿泊プランの企画を考えました。若い男女をターゲットにした雑誌だったので、読者の方たちに喜んでもらえるような企画をスタッフと相談しながら一生懸命考えましたよ!」と力説します。

 この旅館の雑誌掲載効果はさらに、テレビ番組での紹介へと発展します。
「その雑誌を見たというテレビ局の方から、同じ企画を番組で紹介したい、と依頼がありました。朝のワイドショーですが、とにかく視聴率の高い人気番組だったこともあり、番組終了と同時に予約の電話がじゃんじゃん鳴り続けたんです」(先山さん)。うれしい悲鳴は3日ほど続き、前年度同月の3倍もの予約が殺到したといいます。

 その後、雑誌やテレビが地元ラジオなど他のメディアを呼び、売り上げのアップはもとより、この旅館の知名度、信頼度はどんどんあがっていきました。

スタッフの志気が高揚し、商売が活気づく

 奥の坊ではこれを機に、過去に行った広告の方法などを振り返り、本当に努力しないといけないことは何なのか、を熟考したそうです。
「お客様に“雑誌を見たよ”とか“テレビに出てたね”とお声がけいただくことが増え、社員の仕事への意識が高まりました。みんなの顔色が変わりましたよ。忙しくて目が回りそうでしたが、今の宿泊プランなど、営業スタイル全般を練り直すよい機会につながりました」といいます。

 つまり、マスコミにとりあげられたことにより、対外的、売り上げ的、社内的に活気づいて、旅館として洗練されていくことにまで発展したのです。

 では、デメリットはあったのでしょうか。女将につっこんで聞くと、「忙しくなりすぎて充分に対応できない場面があった」ともいい、「電話に出ない」「テレビに出ていたのに予約がいっぱいなんて」などの苦情を受けることもあったとか。しかしながら、これらの問題はひとつずつ社員の努力でクリアしていき、結果、以前より随分よい営業スタイルになったと女将もスタッフの皆さんも異口同音に語ります。

 当社では、マスコミの取材を受けた人にその結果や影響についてたずねるアンケートを収集していますが、とり上げられ方による効果の大小はあれ、たいてい、先山さんと同様の結果を得ているようです。

効果を整理しましょう。

  1. アクセスや電話が殺到し、売り上げが伸びた
  2. お客様の信頼度、信用度がアップした
  3. マスコミがマスコミを呼び、さらにメディアへ紹介された
  4. 反響を受けて社員の志気が高まり、商売が活気づいた
  5. 多くの人の目にさらされることにより、商売が洗練されていく

 オーナーや経営者にとって、売り上げアップはもちろんありがたいのですが、4や5に発展することこそがいちばんの喜びとなるでしょう。また、そのように努力することが、明日からのさらなる発展につながっていくのです。

著者プロフィール

名前 朝日奈 ゆか info_email_01[アットマーク]yumble.com
※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。
会社 株式会社ユンブル
サイト http://www.yumble.com/

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