インストール実験 その5
Athlon XPミニベアボーン
次なる実験台は、編集長が自宅でゲーム用に使っていたミニベアボーンパソコンだ。購入したのは4年ほど前とのことだが、その時点ですでに発売からしばらく経っていたとのことで、5~6年前のマシンと思われる。
CPUにはAthlon XP 2600+(2GHz)を搭載するが、このCPUが登場したのは2002年。マザーボード上のチップセット(VIA KM400A)は2003年発表なので、Windows XP登場当時のハードウェアが中核のマシンというわけだ。インストールされているOSも当然Windows XP。ただし、GPUはGeForce 6600 GTを、AGPスロットに装着している。
試用したベアボーンパソコンの主なスペック | |
---|---|
CPU | Athlon XP 2600+(2GHz) |
メモリー | 2GB |
グラフィックス | GeForce 6600 GT |
HDD | 120GB |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |
OSがXPなので、インストール方法は新規インストールしか選択できない。今回はさらに、インストールDVDから起動してのインストールを選択してみた。インストールDVDのセットアッププログラムが、VIAの古いチップセットでもきちんと動作するか、確かめたかったからだ。
ただし、今回はモノが古いため、インストール前からトラブルが頻発した。まず内蔵しているDVDスーパーマルチドライブが、Windows 7 RC版を書き込んだDVD-Rを正しく読み込めなかった。USB接続のDVDスーパーマルチドライブをつないでみたが、こちらはWindows 7のインストール初期段階でエラーが出る。しかたなく、保管されていたDVDドライブ(2000年製造の骨董品)を内蔵ドライブと交換したところ、ようやくセットアッププログラムが起動するといった有様だ。しかもマシンが遅いのか、セットアッププログラムが起動してから、実際にインストール操作画面が出てくるまで、10分近く待たされるというおまけもついた。
いきなり前途多難である。
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