Edge705を買ってみた
現在、最強の自転車用デジタルガジェットは米Garmin社の「Edge 705」である。これは、自転車専用GPSユニット(GPS内蔵スーパーサイクルコンピュータらしい)だ。Garmin社は、自転車ロードレースのプロチーム「Team Garmin」を持っており、そこの選手たちが使っているくらい最強なのである。これがあれば他はいらないってくらい。
Garminなので地図表示機能付GPSが基本。GPSログも取れるし、地図表示もできるし、(一応)ルート検索もしてくれる。
さらに、心拍計が付属する。
別売りで(セットで売ってるケースもあるけど)、スピード/ケイデンスセンサーも用意されており、それを装着すると、速度もケイデンス(1分あたりのペダルの回転数)もわかるし、記録もされる。
スタートを押すと記録が自動的に開始される。競技対応なので、周回コースを走るときはラップタイムを記録する機能もある。
つまり、心拍系付サイクルコンピュータとハンディGPSが合体し、自転車用コンピュータ兼GPSとして必要な機能が全部1台におさまった薄型軽量のユニットなのだ。
今まで、ここで各種GPSや心拍計付サイクルコンピュータを紹介してきたけど、それが全部この小さなユニットに入っていると思えばいい。
でも難点がひとつある。日本で売ってない上に日本語非対応なのだ。米Garmin社の製品はどれも日本語非対応で、「いいよネット」がその一部を日本語化して発売しているのだが、Edge 705は日本語化されてないのである。残念……。
が、最強だとわかると欲しくなるのが人情ってもの。自転車競技はしないけど、最先端のデジタルガジェットは使って見たいっ。そんな年頃なのだ。
で、買っちゃいました。
Edge 705を買う
日本の正規代理店が扱ってない場合、購入方法は2つ。日本で輸入GPSを扱っているお店から買う。もうひとつは海外から個人輸入しちゃう。
わたしが選んだのは後者。買ったのは1月末で、円高ポンド安の真っ最中だったのだ。その上英国の自転車通販サイトに日本への発送もしてくれるところがあったのだ(しかも、100ポンド以上買うと日本への送料も無料!)。
計算してみると、予想以上にポンド安だったので、米国から買うより英国からポンドで買った方が断然安かったのである。メイド・イン・タイワンの米国の製品を、英国から買って日本で使うという……、なんかすごく無駄に輸送されてる気がするけど、それはそれ。
で、わたしが今回使ったのは英Wiggle。ここは通貨を指定すると、日本円で表示してくれる、日本人にも親切な通販サイトなのだ。
Wiggleにはスピード/ケイデンスセンサーと欧州の地図をセットにしたパッケージや、Garminチームオリジナルのチームカラーエディションがあったが、わたしが買ったときはどちらも在庫切れで、しょうがなくEdge 705の単体とスピード/ケイデンスセンサーをそれぞれ購入。それでも合計で4万円以下。日本の輸入品販売サイトで買うとだいたい6~7万円なので、かなり安い。しかも送料無料。
ここまで安くて英国経済は大丈夫か、と不安になるくらいだ。通関を通るのに数日待たされたりしたものの、1週間ほどで到着。無事ついてよかった。
家に箱が到着して中味を出して動作確認するまでが個人輸入です。というわけでさっそくチェック。
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