いざ、痛車で国際レーシングコースへ!
他のイベントを見たり、みんなで歓談しているうちに、ついにパレードランの時間になった。先導車が2台体制で迎えに来たのである。そこから慌ただしく整列し、先頭にショップデモカー、そして痛車、しんがりに痛単車という布陣でコースインし、全台がホームストレートに並べられた。パレードに参加した台数の内訳は、痛車が146台、痛単車が16台、合計162台。パレードに参加しなかったクルマを含めれば、180台くらいがこのイベントに集まったことになる。なお、筆者は先導車に乗せてもらったのだが、先頭から見ると最後尾は遙か彼方である。というか見えなかった。
このときのコース実況で、かのドリフトキングこと土屋圭一氏が「みんな(痛車乗り)は俺と同じ臭いがする。俺も昔は痛い目で見られていたから」とコメント。ファントムコルベットを見て「品があるね」と言ったり、ドリキン御大にとって「痛車はアリ」だったようだ。
パレードスタート前に、FSW側から嬉しいサプライズ。なんと、コースに降り立っての撮影タイムが設けられたのだ! これは痛車のみの特典で、他のパレードランには用意されていなかった。コースに降りられるなんて滅多にないとばかりに、寝っ転がってみたり、ラジコンを走らせてみたり、嫁(抱き枕など)と写真を撮ったりと、参加者のテンションはマックスへ。その後、F1マシンも走った約9kmの道のり(4.5km×2周)を、30~40分ほどかけてゆっくりと走り、パレードランは終了した。
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