開発コードネーム“Yonah”で呼ばれるインテルのノートパソコン向けデュアルコア搭載CPU“Intel Core Duo”がついにアキバに登場した。発売されたのは「Intel Core Duo T2300」「Intel Core Duo T2400」「Intel Core Duo T2500」の3モデルだ。
発売されたのは「Intel Core Duo T2300」「Intel Core Duo T2400」「Intel Core Duo T2500」の3モデル |
ノートパソコン向けとしては初のデュアルコアCPUである“Intel Core Duo”は、TDP31Wの標準電圧版「Intel Core Duo T2300/2400/2500/2600」4モデルとTDP15Wの低電圧版「Intel Core Duo L2300/2400」2モデルの計6モデルがラインナップ |
“Intel Core Duo”はインテル初の“真のデュアルコアCPU”!?
ノートパソコン向けとしては初のデュアルコアCPUである“Intel Core Duo”は、TDP31Wの標準電圧版「Intel Core Duo T2300/2400/2500/2600」4モデルとTDP15Wの低電圧版「Intel Core Duo L2300/2400」2モデルの計6モデルがラインナップ。さらにシングルコア搭載TDP27W(動作電圧1.1625~1.30V)モデルの「Intel Core Solo T1300」が用意されている。なお動作クロックは「Intel Core Duo T2300」が1.66GHz。以下「T2400」1.83GHz、「T2500」2.0GHz、「T2400」2.16GHz、「Intel Core Duo L2300」が1.5GHz、「L2400」1.66GHz、そして「Intel Core Solo T1300」が1.66GHzとなる。
同CPUは従来のPentium Mのアーキテクチャーを元にデュアルコア化したCPU。製造プロセスは65nmで、1チップに2つのCPUコアと2MBの共有2次キャッシュメモリを備えるいわば“真のデュアルコア”と呼べるものだ。FSBは667MHzで対応するチップセットは未発売の“i945GM/PM”となる。なお、同社ではこれらCPUやチップセットに“Intel PRO/Wireless 3945ABG”無線LANモジュールを加えた新世代のCentrinoモバイル・テクノロジプラットフォームを“Napaプラットフォーム”と呼んでいる。これについてはこちらに詳しいので参照していただきたい。
パッケージには先日発表されたばかりの“Core Duo inside”というロゴが確認できる | パッケージサイドのスペックシート。低い動作電圧と省電力性を備えながら高いパフォーマンスが期待される | |
見た目は従来のPentium Mと似ている | 裏面にCPUが見える小窓を設けるなどパッケージ形状は従来のPentium Mと似ている |
高いパフォーマンスに期待も対応マザーボードの発売は未定
裏面にCPUが見える小窓を設けるなどパッケージ形状は従来のPentium Mと似ているが、デザインはシルバーを基調としたシンプルなものに一新された。ただ、ご存知のように現状で対応するチップセット“i945GM/PM”を搭載するマザーボードはない。単品発売が始まったとはいえ、正直なところ全くの“鑑賞用CPU”となってしまうのが現状だ。自作ユーザーにとっては一刻も早い対応マザーボードの
発売が待たれるところだが、これについての具体的なメーカーや型番、登場時期などは今のところ未定となっている。高いパフォーマンスの期待できる新型CPUだけに、対応マザーが発売されれば争奪戦は必至。今からCPUだけ購入しておき、後のマザー発売に全てを賭けるという方法が唯一の選択肢となりそうだ。
本日入荷を確認したのはドスパラアキバ店とT-ZONE.PC DIY SHOPでいずれも入荷量は少量。価格は「Intel Core Duo T2300」がドスパラアキバ店とT-ZONE.PC DIY SHOPで3万2340円、「Intel Core Duo T2400」がT-ZONE.PC DIY SHOPで3万9354円、ドスパラアキバ店で4万1420円、「Intel Core Duo T2500」がドスパラアキバ店で5万6480円、T-ZONE.PC DIY SHOPで5万6480円となっている。このほかスリートップ2号店でも明日「Intel Core Duo T2400/2500」の入荷を予定している。
デザインはシルバーを基調としたシンプルなものに一新された | 本日入荷を確認したのは2店舗だが、明日にかけて入荷ショップは増える見込み |