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有線ブロードネットワークスが基幹業務システムをPostgreSQLクラスタで構築──7月に稼働開始

2003年06月13日 23時21分更新

文● 編集部

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ターボリナックス(株)は、(株)有線ブロードネットワークス(以下、USEN)の次期基幹業務システムに、『TurboDB 8』と複数のPostgreSQLを連携させて負荷分散するソフト『QueryMaster』が採用されたと発表した。

USENは、有線ラジオ放送やISP、ポータルサイト運営のほか、飲食店やカラオケ店なども運営する企業。現在の業務基幹システムはメインフレームを中心に、CRMデータや建物情報、工事スケジュールなどのサブシステムを利用している。現在のシステムは、各サブシステムごとに異なるベンダーが開発したため、ハードウェアやソフトウェアが多岐にわたり、多額の管理コストが発生していたという。

新たに運用を開始する基幹システムは、(株)ユーズコミュニケーションズがシステム構築を担当し、IAサーバと『Turbolinux』を中心としたシステムを構築した。データベース部分については、柔軟性や拡張性、安定性を考慮し、PostgreSQLベースのデータベースソリューション『ThrboDB 8』と、複数のPostgreSQLを統合し負荷分散クラスタ構成とするソフトウェア『QueryMaster』を採用した。この新システムは7月から本格稼働を開始する予定。

『QueryMaster』は、米TierFleetが開発したPostgreSQLクラスタ構築ソフト。“LinuxWorld Expo/Tokyo 2003”会場でも、同製品のデモが行なわれていた。データベースクライアントから発行される検索系のクエリを“QueryMasterサーバ”で負荷分散し、独立したPostgreSQLデータベースに割り当てるため、処理を高速化できる。システムは2台の“QueryMasterサーバ”(運用系と待機系)、および複数台のデータベースノードから構成される。更新系のクエリは各データベースノードに同時に送られるため、すべてのノードは同じデータを持つことになる。同ソフトウェアは国内総販売代理店のテクノグラフィー(株)や、販売代理店の(株)SRAやターボリナックス(株)を通じて販売されている。価格はデータベース3ノード、“QueryMasterサーバ”2ノードで676万4000円から。

『TurboDB 8』は、昨年12月に発売された製品で、『Turbolinux 8 Server』とPostgreSQL 7.2.2、バックアップソフト『Netvault 6.5 TurboDB Edition』などをセットにしたもの。価格は9万8000円。

USENは今回のシステムにより、システム構築コストをこれまでの約15億円から約1億円に削減できる見込みであるとしている。

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