ソニー(株)は28日、都内で2003年度および短期(2006年度まで)における事業戦略説明会を開催し、その中で(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントの代表取締役社長兼CEOならびにソニー(株)の取締役副社長である久多良木健(くたらぎけん)氏が、『プレイステーション2』のゲーム機能とHDD/DVDレコーダー機能を併せ持つエンタテインメントマシン『PSX』を発表した。
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『PSX』を紹介する久多良木氏。「インターフェースの快適な操作感もエンタテインメントの重要な要素だ」として、本体に記録した動画や静止画のサムネールをスクロール表示させる際の早さ(快適さ)などをアピールした |
PSXのXには、ソニーが同説明会で掲げた“エンタテインメントと家電(コンシューマーエレクトロニクス)の融合”を表す“クロスオーバー”、およびソニーが発信する新しい潮流を意味する“エクストリーム”、などが込められているという。
発売時期や価格など詳細は未定だが、会場に置かれたデモ機と久多良木氏の説明によると、本体は両端がシルバー、中央がホワイトというカラーリングで縦置き横置きが可能(縦置きにしたときの幅と高さがほぼ同じ)。HDDは120GB、DVDメディアはDVD±RWおよびDVD-R対応。ディスクローディング方式はスロットイン。前面にはUSBポート、背面にはPS2コントローラー端子とEthernet端子、AV入出力端子、メモリーカードスロットなどが並ぶ。縦置きにした状態で最下部に青色LEDのインジケーターが発光し、本体デザインのコンセプトは液晶TV“WEGA”などと共通の“未来を感じさせるフローティングデザイン”“透明感”だとしている。
