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【CEATEC JAPAN 2003 Vol.1】ソニー、『PSX』を年末発売――大容量HDD・DVDレコーダー搭載で“ポストビデオ”を狙う

2003年10月07日 19時13分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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通信/情報/映像に関連した最新技術および製品の総合展示会“CEATEC JAPAN 2003”(シーテック ジャパン、Combined Exhibition of Advanced Technologiesの略)が7日、千葉県・千葉市の幕張メッセで開幕した。主催は(社)電子情報技術産業協会、任意団体の情報通信ネットワーク産業協会、(社)日本パーソナルコンピュータソフト協会の3団体。4回目となる今年は、“ユビキタス・コミュニティー、次へ始動!”をテーマに、667社/団体が2552小間を出展する。

CEATEC会場より
CEATEC会場。出展者数は昨年より87社/団体少ないが、小間数は108増えた


リビングで楽しめるあらゆる娯楽の“クロスオーバー”を目指す

ソニーマーケティング(株)は開幕初日、同社グループのブース内ステージにおいて、家庭用ゲーム機『プレイステーション』『プレイステーション 2』とゲームソフトの互換性を持ち、大容量のHDDを搭載するDVDレコーダー『PSX』を発表した。PSXは、“ポストビデオ”をキーワードに「リビングで楽しめるあらゆる娯楽の“クロスオーバー”を目指した製品」(ソニー担当者談)という位置づけの製品。250GBのHDDを搭載する上位モデル『DESR-7000』が9万9800円、160GBのHDDを搭載する下位モデル『DESR-5000』は7万9800円で、「すべてのテレビにつなぐべく、圧倒的な普及力を持った価格」と自信のほどを見せる。2製品とも、日本では年末商戦期に発売する。

DESR-7000 DESR-7000の大きさ
会場に展示されたDESR-7000DESR-7000を女性に持ってもらった

PSXは、地上波アナログ放送/BSアナログ放送に対応したTVチューナーを内蔵しており、TVチューナーはゴースト現象を軽減するゴーストリダクション機能を備える。250GB HDD内蔵のDESR-7000は最大325時間、160GB HDD内蔵のDESR-5000』は最大204時間のTV番組を録画できる。電子番組表(EPG)予約に対応するほか、予約終了を待たずに現在録画中の番組を再生できる“追いかけ再生”や、録画中にHDDに保存してある別の番組を再生できる“同時録画再生”、オンライン/オフラインのゲームをしながらTV番組が録画が同時に行なえる“ゲーム中の裏録画”といった機能を備える。また、保存した番組に対して、CMなど不要なシーンをGOP(Group of Picture)単位でカットすることが可能。

ソニーグループのブースより
ソニーグループのブースより。CEATEC会期中、PSXは一般公開される

HDDに保存したコンテンツは、最大約24倍速でDVDメディアに保存可能(1時間番組を約2分30秒で記録、DVD-Rメディア使用時)。対応するDVDメディアは、DVD-R(DVD-Videoフォーマット)、DVD-RW(DVD-Video/DVD-VRフォーマット)、DVD+RW(+VRフォーマット、ファームウェアのアップグレードで対応)。再生可能なメディアは、プレイステーション/プレイステーション 2規格のCD-ROM/DVD-ROMのほか、DVD-Video、DVD-R(DVD-Videoフォーマット)、DVD-RW(DVD-Video/VRフォーマット)、DVD+RW(+VRフォーマット)、音楽CD、CD-R。ビデオ映像のプログレッシブ出力にも対応する。

外部接続端子郡
PSXの底面(横置きにした場合は背面)

そのほか、“フォト機能”により、デジタルカメラ/デジタルビデオカメラで撮影した静止画(JPEG/TIFF/GIF)や動画(MPEG-1対応予定)の取り込み、“ミュージック機能”によりATRAC 3形式での音声記録/再生およびMP3ファイルの再生が行なえる。PSX発売当初に対応するデジタルカメラ/デジタルビデオカメラはソニー製品のみで、他社製品については将来対応予定。

CPU/描画プロセッサーには、プレイステーション 2が採用する“エモーションエンジン”と描画エンジン“グラフィックス・シンセサイザ”を統合した“90nm EE+GS”、OSはPS2のリアルタイムOSを搭載する。こうしたPS2で培った技術を採用することで、HDDに保存したコンテンツにアクセスする際にも、テレビのチャンネルを選択するような操作感を実現できたという。PSXの操作には、付属のPSX専用リモコンを用いる。そのほか、ネットワークインターフェース(100BASE-TX対応Ethernetポート)を備えており、ネットワーク経由で、ファームウェアのアップデートが可能(アップデートの詳細は順次専用サイトで公開される予定)。

外部接続端子は、D端子出力(D1/D2)、コンポジット/S-VIDEO映像出力、ステレオ音声出力、光デジタル音声出力(SPDIF)、コンポジット/S-VIDEO映像入力、ステレオ音声入力を各1系統備える。また、USB 1.1端子、メモリースティックスロットを各1系統、PS/PS2用メモリーカードスロット×2、PS/PS2用アナログコントローラー端子を各2系統装備する。

本体は縦置き/横置きが可能で、縦置き時のサイズは、幅312×奥行き88×高さ323mm(最大突起含む)。重量は約5.6kg。空流設計の工夫と冷却ファンの可変速制御により、静粛性を実現したという。カラーは白1色のみ。PSX専用リモコン、AVケーブル、アンテナケーブル、ACケーブルを付属する。PS/PS2用ゲームコントローラーは付属しない(オプションで販売予定だが、詳細は未定)。

PSXの販売経路について、同社のECウェブサイト“ソニースタイル”および、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントのECウェブサイト“PlayStation.com”で取り扱う予定のほか、「家電量販店など、さまざまな方面で販路を検討中」(ソニー)という。

DESR-7000の縦置き DESR-5000の縦置き
DESR-7000の横置き DESR-5000の横置き
左がDESR-7000、右はDESR-5000

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