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【人気記事ランキング(5月19日~5月25日)】UNIXライセンス問題/LinuxWorldで新製品続々登場!

2003年05月26日 15時18分更新

文● 編集部

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「日刊アスキー Linux」で先週1週間によく読まれた記事のランキングをご紹介する【人気記事ランキング】。先週1週間のLinux界の話題をまとめてお伝えする。

先週も1位は引き続き『Turbolinux 8 for AMD64』開発者インタビュー記事。ターボリナックス(株)は、ディストリビューターで唯一“LinuxWorld Expo/Tokyo 2003”に展示ブースを設置し、幅広い製品を展示していた。昨年8月に(株)SRAの傘下に入って以来、『UnitedLinux 1.0』やPostgreSQLベースの製品など、幅広いソリューションを提供している同社の動向には今後も注目が必要だ。

第2位は、米SCOがLinuxユーザー向けに警告メールを送信したというニュース。同社は現在、UNIXの知的財産権をLinuxが侵害しているとし、Linuxディストリビューションの販売を停止している。以前、日本SCO(株)の麻生氏にインタビューした際には、同社はLinux企業であり、Linuxについては調査が行なわれているとの回答を得ていたが、今回の米SCOの対応はそれを否定するものとなっている。

3位には、新型Linuxザウルス発売のニュースがランクイン。今回発売された2機種『SL-C750/760』はいずれもクラムシェル型のキーボード搭載モデルで、旧モデル『SL-C700』と比べ、処理能力が高いCPUを搭載、SDRAM搭載量も増やされている。すでに『SL-C750』は店頭販売も開始されており、『SL-C760』の予約も始まっている。

4位には、『Mozilla Firebird 0.6』リリースのニュースがランクイン。シンプルなインターフェイスや軽快な動作が特徴のWebブラウザだ。4月に発表されたMozilla.orgの新しいロードマップによれば、Firebird(以前はPhoenixと呼ばれていたが、商標の問題からFirebirdに変更された)は次期Mozillaの標準ブラウザコンポーネントとして採用されることになっている。

5位には、先週と変わらず『Vine Linux 2.6 Deluxe』発売記事がランクイン。コミュニティベースで開発され、日本語対応には定評があるディストリビューションに、オフィススィートとグループウェアがバンドルされたパッケージ。サーバ用途だけでなく、ワークステーション用途にも人気があるようだ。

そのほか、先週は“LinuxWorld Expo/Tokyo 2003”が行なわれ、各社の新製品やソリューションが多く登場した。今年のエンタープライズLinux全体の動向を知る意味でも、有意義なイベントだったと言えよう。

ランク 掲載日 タイトル
1位 2003-05-17 「何も変わらずに64ビットで動くのが一番すごいんです」──『Turbolinux 8 for AMD64』デモ中の開発者を直撃取材!
2位 2003-05-17 米SCO、『SCO Linux』利用者に警告メールを送信
3位 2003-05-16 シャープ、キーボード付き“Linuxザウルス”の新製品『SL-C750』『SL-C760』を発表
4位 2003-05-20 次期Mozillaブラウザの開発版『Mozilla Firebird 0.6』登場
5位 2003-05-17 『Vine Linux 2.6 Deluxe』発売──オフィススィート+グループウェアをバンドル

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