このページの本文へ

米SCO、『SCO Linux』利用者に警告メールを送信

2003年05月17日 23時16分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

米The SCO Groupは14日、同社のUNIX関連の知的所有権を明確化するために、当面はLinuxディストリビューションの販売を中止すると発表した。

これは、1月に設立されたUNIX関連の知的所有権を調査する“SCO Source”事業部により、Linuxのソースコード中にUNIX由来のものが発見され、UNIXの知的財産を侵害しているとされたことに基づく措置。Linuxソースコード中のどの部分がUNIX由来かについては公開されていない。

また、これに関連し、米The SCO Group社長兼CEOであるDarl C. McBride氏の名前で全世界の主要顧客に対して警告メールを配信したという。これは顧客に対し、Linuxは明らかに未許可のUNIX派生著作物であり、Linuxを使用することで法的な責任を問われる可能性があることを警告すると同時に、同社はLinuxに対して積極的にUNIXの知的財産権を主張することが明記されている。このメールの全文は同社Webサイトに掲載されている。

この発表について、日本SCO(株)代表取締役社長の麻生誠氏は、「ユーザーへの警告メール送信は米国側で独自に進めたようで、日本の大手顧客にも同様のメールを送信していると聞いている。こんなことは本来、ビジネスとして許されることではないと思うが、問い合わせがあれば我々の立場について説明するしかない。この件に関連しては米国主導で動いており、我々から何らかのアクションを起こすつもりはない」と、日本法人の立場を説明した。

今後の事業については、「『Open UNIX』や『SCO UNIXWare』、ミドルウェア『Volution』については、これまで同様にサポートを提供する。Linux製品についても、これまで同様のサポートを継続するつもりだし、既存ユーザーに対しては法的な責任も問わないつもりだ」と説明している。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    デジタル

    「そんなことも知らんで、介護やってるんですか?」 救急隊員の一言からkintone×AIの組織変革が始まった

  2. 2位

    TECH

    Claude CodeのPlan modeをやめてみる ~grill-meスキルで一歩ずつ設計を固め、アプリを作る~

  3. 3位

    ネットワーク

    「手のひらネットワーク機器」第4弾が登場、テーマは“ShowNetを手のひらに”! こだわりの両面マウントや高密度ポートも 6月11日発売

  4. 4位

    TECH

    Obsidianで構築したエンジニアの「第二の脳」― 個人ナレッジベース構築のすべて

  5. 5位

    TECH

    出自で決まる「SASE」の最適解 主要外資ベンダー5社のコンセプトと強み

  6. 6位

    TECH

    FortiGateの圧倒的シェアをサプライチェーン防御に生かす フォーティネット 2026年度事業戦略

  7. 7位

    デジタル

    ブラックスケルトンモデルも登場!ヤマハ初のWi-Fi 7対応AP「WLX333」「WLX232」投入

  8. 8位

    ビジネス・開発

    「デザインの仕事は半減するかもしれない」 MIXIデザイン本部が挑む「AIネイティブなものづくり」への転換

  9. 9位

    TECH

    酵素遺伝子の喪失がカギとなる、大腸菌がカメムシ共生細菌へ変化する仕組み

  10. 10位

    ITトピック

    SCS評価制度でセキュリティ投資「増額予定」が8割/大企業と中小企業のAI導入格差は2.7倍/情シスの3人に2人が「シャドーAI増加」実感、ほか

集計期間:
2026年06月01日~2026年06月07日
  • 角川アスキー総合研究所