キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は15日、光学22倍ズームレンズを搭載した小型軽量のDVカムコーダー『キヤノン デジタルビデオカメラ FV40 KIT』と、光学18倍ズームレンズを搭載した『キヤノン デジタルビデオカメラ FV300 KIT』の2機種を、2月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスだが、編集部による推定小売価格はFV40 KITが9万円前後、FV300 KITが7万5000円前後。
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『キヤノン デジタルビデオカメラ FV40 KIT』 | 『キヤノン デジタルビデオカメラ FV300 KIT』 |
FV40 KITは、初心者や8mmビデオカメラからの買い換えユーザー、ファミリー層などをターゲットとした10万円以下のDVカムコーダー。撮影用のアクセサリー類のほか、USBケーブルやMotion JPEG編集ソフト『PhotoRecord』などを添付した“PC接続キット”が付属する。
FV40は、光学22倍ズームレンズ(デジタル併用時440倍ズーム)、1/6インチ68万画素CCD(テープ記録時有効34万画素、SDメモリーカード記録時有効45万画素)、MMC対応SDメモリーカードスロット×1、モニター用の11.2万画素2.5インチTFTカラー液晶ディスプレー、11.3万画素0.33インチTFTカラー液晶ビューファインダー、信号処理用LSI“MACS(Multi Architecture Camera System)”(※1)などを搭載する。本体サイズは、幅58×奥行き147×高さ103mm、重量は625g(バッテリーパック『BP-512』込みの撮影時重量)。付属バッテリー『BP-512』使用時の撮影可能時間は、ビューファインダー使用時が約3時間、液晶ディスプレー使用時が約2時間20分。大型バッテリー『BP-535』を使った場合、それぞれ約9時間50分、約7時間50分となる。
※1 MACSは、動画の信号処理はTV出力に最適な色空間に、静止画の信号処理はプリンター出力に最適な色空間に映像信号処理を行なう独自開発のLSI。新機能には、Windows Messengerを利用してFV40を遠隔操作するネットワーク対応機能“DV Messenger”、PIXUS BJシリーズの“PhotoDirect”対応機種から静止画を直接印刷できる“BJ Direct”機能などが追加されたほか、1024×768ドットの静止画撮影、Motion JPEGのSDメモリーカードへの記録などにも対応している。
FV300 KITは、FV40のレンズを光学18倍ズームレンズに変更し、SDメモリーカードスロットやBJ Direct機能などを省いた製品。撮影可能時間は、FV40と同等となっている。本体サイズは、幅58×奥行き147×高さ103mm、重量は620g(バッテリーパック『BP-512』込みの撮影時重量)。
