オリンパス光学工業
X-1:8万1000円
X-2:8万9000円
「CAMEDIA X-1」および「CAMEDIA X-2」は、メタリックシルバーのボディに430万/500万画素CCDを搭載し、マニュアル露出撮影などの機能も充実したコンパクトデジタルカメラだ。
マニュアル露出機能も完備
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写真1 X-1とX-2ともに同一のボディデザインだが、製品名のレタリングおよび左肩にある5.0/4.3Megapixelのエンブレムが異なるほか、ボディカラーがX-1がシルバーなのに対してX-2はガンメタル風のグレーとなっている。 |
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タブレット形状のオリンパス光学工業「CAMEDIA C-40ZOOM」(写真をクリックするとレビュー記事に移動します)。 |
CAMEDIA X-1/X-2は、それぞれ400万画素/500万画素CCDを搭載する。CCDサイズはスペック表に記載されていないが、焦点距離などから1/1.76インチを搭載していることが推測される。いずれも光学3倍ズームで、f=7.8~23.4mm、X-1では40~120mm、X-2では38~114mmとなっている(35mmフィルムカメラ換算)ほかは、ボディやスペックは共通だ(写真1)。また、付属するxD-PictureCardがX-1が16MBなのに対しX-2は32MBで、X-2はワイヤレスリモコンが同梱だがX-1はオプションという違いがある。
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写真2 レンズカバーをスライドさせると撮影モードで電源が入ってレンズが伸張する。電源を切るときはレンズカバー(レンズバリア)をレンズのところまで少し閉じると、レンズが沈胴をはじめるので、引っ込んでからレンズバリアを完全に閉じると電源が切れる。 |
欧米ではX-2の名称が「C-50ZOOM」であることからも分かるように、ボディデザインは「CAMEDIA C-40ZOOM」を継承しているが、タブレット(薬のカプセル)形状と呼ばれたC-40ZOOMよりもやや横長になり、「CAMEDIA C-1」「同 C-2ZOOM」などに近い形状となった(写真2)。また、ボディシェル全体が金属となり質感も増している。
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写真3 シャッターボタンとその周囲のズームスイッチのみの上面部。41.5mmという奥行きはスリムというにはややぼってりとした印象を受けるものの、厚みのためグリップ感が悪くない。 |
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撮影機能は「CAMEDIA C-4040ZOOM」と同様に豊富に用意されている。 |
撮影機能はC-40ZOOMや「CAMEDIA C-4040ZOOM」と同様に豊富で、各種シーンプログラムのほか絞り優先/シャッター速度優先/マニュアルモードなどを搭載する。同社製の多くのデジタルカメラと同様に赤外線リモコンも同梱されるが、C-40ZOOMで採用されていた背面のリモコン受光部は省略され、前面からのみの操作となる。
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写真4 同社おなじみの十字型の表示されるメニューの操作性は良好だ。十字カーソルの左にある液晶モニタON/OFFスイッチは再生モードでの電源ON/OFFボタンも兼ねる。本体左側下部に突き出しているのがDC入力端子(ラバーキャップ付き)。 |
基本操作もC-40ZOOMと同様で、レンズカバーを兼ねる前面を左側にスライドさせると電源ONとなってレンズが伸張するタイプだ(写真3)。背面の大きなモードダイヤルは本体背面上部が斜めにカットされているおかげで指がかかりやすく操作しやすい。メニューシステムは最近のCAMEDIAシリーズ共通の十字型にメニュー項目が表示され、対応するカーソルキーを押せばワンタッチで各項目のサブメニューが選べる方式だ。バッテリはC-40ZOOMでは単3電池×2本だったが、箱型の小型リチウムイオン充電池となった(写真4)。
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写真5 本体下部からバッテリパックとxD-Picturecardを挿入する。右側奥にあるのが同梱の充電器(ACケーブルでコンセントと接続するタイプ)で、充電時間は約2時間。 |