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CAMEDIA C-300ZOOM

CAMEDIA C-300ZOOM

2002年07月29日 21時08分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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CAMEDIA C-300ZOOM

オリンパス光学工業

オープンプライス

「CAMEDIA C-300 ZOOM」は、同社の「CAMEDIA C-200 ZOOM」(200万画素機)の後継機に当たり、有効画素数が300万画素(総334万画素)に向上したほか、シーンプログラムの追加などが行われている。

新タイプのシーンプログラムメニューを装備

カバーオープン カバークローズ
写真1、2 いかにも「CAMEDIAシリーズ」のコンパクトカメラらしい楕円形のレンズカバーは、指を掛ける部分が大きくなり、カバーオープンがより容易になった。左上のフラッシュはレンズオープンと同時に自動でポップアップする。

 CAMEDIA C-300 ZOOMは、ボディデザインや記録画素数除く基本仕様のほとんどを「CAMEDIA C-200 ZOOM」から継承する。レンズもC-200 ZOOMと同一のものを搭載しているが、CCD面積が1/2.7インチから1/2.5インチに大型化されているため、C-200 ZOOMが光学3倍ズームだったのに対してC-300 ZOOMは光学2.8倍ズームとなる。
 ボディカラーが、C-200 ZOOMのグレーから明るいシルバーに変更されたほか、外装のアクセントとなる部分(フロントレンズカバーの楕円など)にアルミパーツを用いることにより、高級感のあるデザインとなっているのが特徴だ(写真1、2)。

上面
写真3 ボディカラーは、明るいシルバーの前面とグレーな背面の2トーンとなっている。シャッターボタンの右にあるのがズームレバー。
 ボタンレイアウトはC-200 ZOOMとまったく変わりない(写真3)。フロントのレンズカバーを右方向にスライドさせると撮影モードで電源が入り、背面にある液晶モニタのON/OFFボタンを長押しすることで、撮影/再生モードを切り替えたり再生モードでの電源ONが行えるのも、同社のコンパクトデジタルカメラに共通する操作体系だ。
 C-200 ZOOMと異なるのは、C-200 ZOOMが項目が一列に並ぶシンプルなメニューデザインだったのに対し、C-300 ZOOMでは十字型に項目が表示される新しいメニューシステムを搭載している点だ(写真4)。「CAMEDIA C-700 Ultra Zoom」以降に登場した同社製デジタルカメラの多くが採用しているこのメニューは、現在選択されている動作モードに応じて“必要な項目のみ”が表示され、メニュー位置に対応するカーソルキーを押せば各項目にワンタッチでジャンプできて使用感は上々だ。



背面
写真4 液晶モニタはC-200 ZOOMと同じ6.1万画素。最近のデジタルカメラでは11万画素が一般的になってきており、解像感はいまひとつ。十字カーソルの左キーにシーンプログラム機能が割り当てられている。

スロット&電池室
写真5 電池は本体下部から、スマートメディアは本体側面から挿入する。電池室形状は単3電池×4とCR-V3×2の両方に対応する。
 C-300 ZOOMで便利なのが、新たに「バーチャルダイヤル」と呼ばれる操作で選択できるシーンプログラムの搭載だ。撮影モードから(C-200 ZOOMでは何もアサインされていなかった)左カーソルキーを押せば、シーンプログラムのアイコンが丸く表示される。登録されているシーンは「ポートレート」「風景」「夜景」「記念撮影」「マクロ」の5種類で、プログラムオートと動画撮影モードを含む全7種類が並び、左右カーソルを押せばアイコン列がアニメーションで回転し、最も上に表示されている項目が選択される仕組み。C-200 ZOOMではシーンプログラム自体が搭載されておらず、C-700 Ultra Zoomや「CAMEDIA C-40ZOOM」ではダイヤルスイッチで直接選択するようになっている。新たにスイッチやダイヤル類を搭載することなく追加された機能ながら、煩雑な操作もなく使いやすい。



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