このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

CAMEDIA C-2

CAMEDIA C-2

2001年10月29日 21時47分更新

文● 周防克弥

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

CAMEDIA C-2

オリンパス光学工業

4万2000円

オリンパスの「CAMEDIA C-2」は、コンパクトデジタルカメラのヒット商品「CAMEDIA C-1」の後継機だ。130万画素から200万画素CCDへと変更されているが、本体サイズはほとんど変わっておらず、コンパクトで簡単操作が特徴だ。

デザインやサイズはそのままに細かく機能が向上

フロントクローズ
同社のコンパクトデジタルカメラが多く採用するレンズカバー方式を使い、カバンなどに収納する場合でもレンズが傷つかないように工夫されている。電源のON/OFFに連動し、カメラを構えたまま中指でカバーの開け閉めが行える。開いた状態では適度なサイズのグリップにもなりホールディングしやすい。

 C-2の本体デザインは、C-1のイメージを継承して小型軽量なボディに仕上がっている。本体サイズ110(W)×35(D)×62(H)mm、重量165gなどの数値は、厚みが1mmだけ大きくなっている以外にはまったく変わりない。外観的にも機種名さえ隠してしまえば見分けが付かないほどだ。

 それに対して内部仕様は大きく変わっている。C-1では1/3.2インチCCDを採用していたのが1/2.7インチCCDに変更されたほか、C-1ではCCDを横向きに配置して光軸を90度折り曲げるという変則的な構造を採っていたが、C-2ではごく一般的な前向きのCCDとなった。



バック
メニューの構成に変更が加わり、機能ごとにタブで区切られ目的の項目に素早くアクセスできるようになった。十字キーは撮影時には周囲に書かれているアイコンの機能を持ち、上下でデジタルズーム、左右がそれぞれマクロとストロボの設定切り替えになっている。

 基本的な操作性に関しては、C-1を継承しており、本体前面のメインスイッチを兼ねたレンズカバーを開くと約2秒ほどで電源が入り撮影可能になる。35mmフィルムカメラ換算で36mm相当のレンズはズームを持たない単焦点レンズだ。
 ズーム機能がないのは少々寂しい仕様だが、背面の十字ボタンを上下に押すだけでデジタルズームが使用できる。倍率は1.6/2/2.5倍から選択可能だ。ズームレンズを使用していないためレンズも電源のONで繰り出されることはなく、電源をOFFにしてすぐにしまえるのは良い。
 最近の200万画素クラスにはパンフォーカスタイプのデジタルカメラが増えてきているが、C-2はオートフォーカスを採用している。通常の撮影モードでは50cm~無限遠、マクロモードに切り替えると10~50cmの間で焦点が合う。パンフォーカスのカメラは合焦動作が必要ないためパシャパシャと気軽に撮れるのは便利なのだが、やはり撮影可能範囲を気にしながら撮影をしないとピンぼけ写真になってしまうことがある。しっかりとピントの合っている写真が撮りたいならやはりオートフォーカスを採用している機種を選ぶほうが無難だ。



トップ
上部にはシャッターボタンしかない。レンズカバーを開いて電源を入れるとレンズがわずかに前に出る(伸張する)が、レンズカバーより前には出ないため、電源を切るときは沈胴を待たずにレンズカバーを閉めることができる。

 なお、レンズの変更に伴い、絞りの設定値も変更されている。C-1では開放F値の2.8と8の2種類しか動作しなかったが、途中のステップが増え、F2.8/5.6/9.1の3段階となった。露出モードがプログラムオートしかないとはいえ、プログラムの組み合わせが増えたことで撮影できる表現範囲が広がったのはありがたい。ただし、C-1ではシャッター速度が最高1/1000までだったのに対し、C-2では最高1/800になってしまったのは少々残念。



スロット
スマートメディアは側面、電池は底面から挿入する方式はC-1と同じだ。電池は単3×2本のほか、写真のリチウム電池「CR-V3」も使用できる。

 スペック上の改善点として、電池寿命の延長や動作速度の向上がある。C-1/C-2ともに単3×2本のアルカリ乾電池やニッケル水素充電池が使用できるほか単3×2本とほぼ同じサイズのリチウム電池パック(CR-V3)が使用できるのは同じだが、C-1はCR-V3使用時で約200枚撮影可能なのが、C-2では同条件で約500枚に向上(いずれもオリンパス測定値、2枚連続撮影後10分放置の繰り返し/HQモード/LCDモニタON/フラッシュ50%)と、約2.5倍に電池寿命が伸びている。実際に利用しても、アルカリ乾電池×2本で丸1日使って電池残量警告が出なかった。速度アップでは、起動/終了の時間が短縮したほか、操作全般にわたってボタンを押してメニューが表示されるまでのレスポンスが改善している。



撮影サンプル1
撮影サンプル1。元画像は1600×1208ドットだが、掲載用に640×483ドットにリサイズしている。

 このほかにも、細かく機能アップしている点がある。C-1では設定項目が一度電源を切るとすべてデフォルトの状態に戻ってしまったが、フラッシュモードなどの設定を保持する機能が追加されている。また、画質の簡単な調整機能が加わり、シャープネスとコントラストの調整がカメラ内で行えるようになった。連写機能も強化されC-1の2倍にあたる枚数(HQモードで約8枚)の連写が可能だ。



撮影サンプル1アップ
撮影サンプル1の中央部を640×480ドットにトリミングしたもの。画面内を分割して演算し適正な露出が得られるEPS測光方式を採用しているが、かなり中央部を重視する傾向にある。逆光時でもシャドー部が多いと見た目よりも露出がオーバーになりやすい。露出補正がメニューの中に組み込まれていて撮影中に気軽にはなかなか変更できないため、新機能のスポット測光を上手く使いこなしたい。
撮影サンプル2
撮影サンプル2。元画像は1600×1200ドットだが、掲載用に640×480ドットにリサイズしている。

 機能追加は少ないが、一番レベルアップしたのはユーザーインターフェイス周りだ。メニューを一新し、項目別に区切られたタブで目的の項目に素早くアクセスすることが可能になった。とくに変わったのがフラッシュとマクロの設定である。C-1でもこれらは独立したボタンが割り当てられ、メニューには簡単にアクセスできたものの、その後にカーソルキーによる操作が必要だった。これが、C-2ではフラッシュやマクロボタンを押すだけで設定が切り替えられるようになった。
 さらに、簡易動画撮影機能も追加されている。音声の記録はできないが、320×240ドットで15フレーム/秒、1ファイルあたり最大15秒の動画記録が可能だ。動画記録中はマクロモードへの切り替えや、デジタルズームの操作は行えないが、いざというときに便利だ。



撮影サンプル2アップ
撮影サンプル2の中央部を640×480ドットにトリミングしたもの。パンフォーカスのカメラではマクロ撮影で撮影距離を何cmなのか考えながらでないと確実にピントの合っている写真が撮れないが、オートフォーカスなのでピント位置をそれほど気にしないでも撮影ができる。マクロモードへ切り替えたときの最短撮影距離は約10cm、ワイド気味の単焦点レンズなので欲張って近づきすぎるとあっけなく10cm以内に近づいてしまうので注意が必要。

前へ 1 2 次へ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン