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FSB533MHz版Xeonないまま“E7505”搭載マザーが一挙3種類登場!

2002年11月18日 00時00分更新

文● Jo_kubota

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 ワークステーション市場をこれまで牽引してきたIntel860チップセットの戦略的な後継モデルとなる“Placer”こと“E7505”を搭載するマザーボードがアキバに登場した。第一弾となったのはRIOWORKS製「PDPEA-WOR」、Supermicro製「X5DA8」「X5DAE」の以上3種類だ。

●E7505とは?

E7505

 E7505の型番自体はE7500の後継のように見えるが、実質的にはi860の後継となるエントリーサーバー・ワークステーション用のチップセットだ。E7500では装備されていなかったAGPスロットが搭載されており、最新のAGP3.0(8X)に対応する。また組み合わせられるI/OコントローラもICH2(i860)/ICH3(E7500)からICH4となり、USB2.0にもXeon用チップセットとして初めて対応する。FSB533MHzに対応し、Xeonでもようやく533MHz環境への移行が始まったと言える。これにともないE7505ではPC2100(E7500ではPC1600)に対応する。XeonでDDR SDRAMと言えばレジスタードメモリが必要になると思われがちだが、E7505ではマザーボードへインプリメントする際にアンバッファード仕様とレジスタード仕様を選択することができ、必ずしもレジスタードメモリが必要ではなくなった。メモリチャンネルは2つで、FSB533MHzのXeonを使用する場合、PC2100のDDR SDRAMが必要となりメモリ帯域は4.2GB/秒を実現している。このほか133MHzのPCI-Xにも対応するなどハイエンド・ワークステーションの要素をふんだんに備えている。
 なおE7500の直接の後継にはFSB533MHzに対応したE7501が用意されており、こちらも近日中にマザーボードがリリースされる見込みだ。



●RIOWORKS PDPEA-WOR

PDPEA-WOR

 PDPEA-WORはExtendedATXではなく、通常のマザーボードと同様のATXサイズであり従来のXeon環境で必要だった大きなケースが必ずしも必要ではなくなった点が最大のセールスポイントだろう。そのサイズは305×256mmとなっており、マザーボードだけならミドルタワークラスのケースでも十分収容可能だ。

 構成はSocket604×2で、FSB533MHz版のXeonに対応しAGPはAGP Pro仕様で、なおかつ8Xモードにも対応する。PCIはPCI-X(133MHz)×2、64bitPCI(66MHz)×1、32bitPCI×2となっており、拡張性も十分ある。オンボードでBroadcom製のギガビットイーサネットコントローラを搭載している。なおサウンド機能は搭載されていない。



オンボードでBroadcom製のギガビットイーサネットコントローラを搭載 CPUクーラーリテンションはレバー式
オンボードでBroadcom製のギガビットイーサネットコントローラを搭載CPUクーラーリテンションはレバー式となっており、従来のXeonマザーに比べてCPUクーラーの脱着が容易になっている
基本スペックの一部 同梱されるCPUクーラー
基本スペックの一部同梱されるCPUクーラーはリテールより音は静かとのこと。なおリテールのCPUクーラーはCPUソケット配置の関係で装着できない

 メモリスロットはDDR SDRAMに対応するDIMMが4本増設可能で、2チャンネル仕様ながらDIMM 1本でも起動が可能だと言う。実際に編集部で購入し試したところDIMM 1本で起動できることを確認できた。メモリを1枚差す場合にはDIMM 1に挿す必要があり、それ以外のスロットでは起動しない。使用するメモリはアンバッファードのDDR SDRAMのみで、レジスタードには対応していない。RIOWORKSによると推奨するメモリはATP製、推奨する電源はZippy TechnologyのHP2-6460P(SSI EPS12V)だと言う。またPDPEA-WORにはCPUクーラーが2個同梱されている。
 価格は販売を開始した高速電脳にて47800円だが、取材時点で売り切れおり次回入荷は今週末頃になるという。またIDE RAIDを搭載したPDPEAも49800円にて販売予定とのこと。



●Supermicro X5DA8/X5DAE

 SupermicroからはUltra320 SCSIを搭載するX5DA8とSCSIが省略されたX5DAEがぷらっとホームにて販売が始まった。基本的な構成は、PDPEA-WORと同様にAGP Pro(8X)に対応、Socket604×2のDualCPU構成、PCI-X(133MHz)×1、PCI-X(100MHz)×2、32bitPCI×2、オンボードでインテル製のギガビットイーサネットとサウンド機能を搭載している。X5DA8にはAdaptec製のAIC-7902Wが搭載されUltra320 SCSIを2ch装備している。また下から2番目のPCI-Xスロットが緑に着色されているが、これはZCRに対応するスロットだ。
 メモリは6スロット用意され、こちらはレジスタード専用となるため通常のアンバッファード DDR SDRAMには対応していない。電源はSSI EPS12Vに対応する。価格はX5DA8が94800円、X5DAEが79800円となっているが予約分で完売。

 現時点ではインテルの公式な発表はなくフライング販売となるが、各種代理店からのショップへの通達では11月18日が暗黙の解禁日となっており今回の販売はそれに合わせた形となったようだ。しかし肝心のFSB533MHz版のXeonが登場しておらず、今のところ現行のXeonで使うよりほかない。
 なにはともあれこれでXeonもPentium4同様にFSB533MHz、DDR SDRAM、AGPといった構成が可能で、PDPEA-WORのようにケースも選ばないものが登場するなど Xeon環境の選択肢がかなり広くなったのは確かだ。依然として高価ではあるが、ボーナス戦線に向けて商材は揃ったといった感じだ。

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