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“エントリーサーバ用”と銘打たれたIntel製マザーボード「S845WD1-E」が発売された。サーバ用マザーボードといえば“E7500”、あるいはServerWorks社製チップセットでXeon用……というものが連想されるが、この「S845WD1-E」が搭載しているのはポピュラーな“i845E”、Pentium 4対応だ。
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基板レイアウトはやや特殊。イラスト入りで詳細なユーザーズガイドが付くが、むしろコンシューマデスクトップ用製品にこそ付けて欲しいような気も |
チップセットだけを見れば一般的なデスクトップ用と変わらないが、特徴はPCI接続のATI“Rage XL”チップをオンボードとし、外部AGPのみの“i845E”マザーボードにもかかわらずグラフィック機能をそなえていること。このほか同社製イーサネットコントローラチップ“82550PM”を2個搭載し2ポートの10/100Base-TX対応イーサネット機能を持つ。これらのオンボードチップは6本分のPCIスロットのスペースうち中央の3スロット分を潰す形で配されており、3本のPCIスロットは上下に大きく離れている。その他の拡張スロットはAGP×1、PC2100(DDR266)DDR SDRAM対応DIMM×2。Intel製マザーボードとしては珍しくPromise製チップ“PDC20267”による2チャンネルのIDE RAID機能をそなえているのも特徴だ。価格はぷらっとホームで2万9800円。
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問題のフロントパネルコネクタ。差し間違えようがないのは便利かも | そうは見えないが、これが立派なファンダクト |
なお、同じくIntel製のサーバ用ケース「SC5200」の販売も開始されている。電源やLEDといったフロントパネル用のコネクタが一まとまりでフラットケーブル化されており、Intel製サーバ用マザーボード以外では使用できない点は注意。ベイ数は5インチ×5で10ドライブのホットスワップベイと換装することも可能という。電源はMNB製450W、ドライブベイ後ろと背面に2基ずつの8cm角ファンをそなえるが、前者は発泡ウレタン製のダクトで保持されているのが特徴。価格はぷらっとホーム4万9000円。ただしIntel製サーバ用マザーボードとの組み合わせでのみ販売とされている。
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