このページの本文へ

ぷらっとホーム、バックアップアプライアンスサーバ「BAKS Loader」を発売

2001年07月12日 00時00分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ぷらっとホーム(株)は10日、アプライアンスサーバ市場に本格的に参入することを発表し、バックアップアプライアンスサーバ『BAKS Loader』の販売を開始した。

「BAKS Loader」

同社は、レッドハット(株)と「Open "S" Alliance」というLinuxビジネス全般における業務提携を行なっている。この提携に基づき、「Red Hat Linux」をベースに、アプリケーションの最適化やチューニングを行なったWebアプリケーションサーバ「Web Application Optimized Server(WAOS)」を2001年3月より販売している。

今回、その第2弾として発表された『BAKS Loader』の特長は以下のとおり。

  • レッドハット(株)がアプライアンスサーバ用に開発した「Red Hat 6.2J」ベースのセキュアカーネルを使用。各種設定済みのため即日稼働できる
  • バックアップソフトウェアに、コンピュータ・アソシエイツ(株)の「ARCserveIT for Linux」を使用。各種OS用バックアップClient Agentは無償で使用できる
  • ワークステーションも含めたマルチプラットフォームでのバックアップシステムが構築できる
  • Java対応Webブラウザを使用することで他のLinux、Windowsマシンから管理/モニタ可能。数百台のLinuxサーバの自動運用バックアップとその一元管理ができる
  • Overland社製DLTローダを採用。1台のコントローラで800GB~4.8TB(圧縮時)まで拡張可能なスケーラブルバックアップができる

ラインナップは、DLTローダにより、DLT8000の『BAKS Loader M』(223万円)と、DLT1の『BAKS Loader L』(148万円)の2モデルとなっている。基本構成は以下のとおり。

  • チップセット……Intel L440GX+Server Board
  • CPU……Pentium III-800MHz×1
  • メモリ……256MB(256MB SDRAM ECC付×1)
  • ハードディスク……9.1GB(9.1GB×2 7200rpm SCA 80ピン RAID1構成:ミラーリング)
  • ビデオ……オンボード Cirrus Logic GD 5480 2MB SGRAM
  • ネットワーク・インターフェイス……Intel Pro/100+Fast Ethernet Controller or Intel Pro/100+Management Adapter
  • 伝送速度……10BASE-T 100BASE-TX
  • コントローラ……Intel 82559
  • オプション……3Com 3C996-T 10/100/1000 PCI-X Server NIC
  • SCSIインターフェイス……Adaptec AIC-7896 Dual Channel Ultra-Wide/LVD
  • RAIDコントローラ……AMI Express 300 RAID Controller
  • FDD……3.5インチ(1.44MB/720KB)×1ドライブ
  • CD-ROM……40倍速 Ultra Wide SCSI
  • 本体寸法/重量……432mm(W)×614mm(D)×88mm(H) / 約13.6kg
  • 電源……約300W×1
  • ケース……19インチ 2Uサイズ ラックマウントケース

ぷらっとホーム(株)では、年間販売目標を300台としている。今後も、多様なベンダーとの提携を進め、市場ニーズに対応したアプライアンス製品を投入していくという。

カテゴリートップへ