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米InpriseのJBuilder 3 Foundation Editionレポート

1999年12月20日 00時00分更新

文● 吉川

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この記事でレポートしているフォント表示の不具合は、JBuilder 3 Foundation Editionの設定を、日本語環境用に設定しなかったために起こったものです。日本語環境下においても、正しく設定すればフォントの不具合は起きず、日本語もきちんと扱えるようになります。日本語環境下におけるJBuilder 3の設定方法は米InpriseのJBuilderを日本語環境できちんと使用する方法をご覧ください

 米InpriseのJava開発環境「JBuilder 3」のLinux版「JBuilder 3 Foundation Edition」(英語版)のダウンロードが、10万を超えた。これは、Inpriseが12月14日に発表した数字で、同ダウンロードは12月8日から始まっている。

 JBuilderは、グラフィカルなJavaの開発環境で、テキストボックスやボタンといったオブジェクトを組み合わせ、そこにさまざまな値を設定していくことにより、Javaのアプレットやアプリケーションの作成を可能にするツール。今までは主にWindowsプラットホーム上で使われてきており、人気も高い。JBuilder 3 Foundation Editionはフリーとなっている。

グラフィカルな操作でJavaのアプリケーションなどを作成できる

 今回編集部でも、JBuilder 3 Foundation Edition(以下JBuilder 3)をダウンロードし、インストールしてみたので、その画面をご紹介する。

 JBuilder 3の動作環境は以下のとおり

  • Red Hat Linux 6.xもしくはMandrake Linux 6.x
  • 128MBのハードディスク容量(150MB以上推奨)
  • Pentium II-200MHz以上のCPU

編集部での試用環境は、LASER5 Linux 6.0。マシンはMMX Pentium-200MHzにメモリは128MBを搭載している。なお、ダウンロードには、氏名や住所などの登録が必要だ。この登録を行なうことで、起動に必要なプロダクトIDが発行される。

インストール

インストールはGUIで進む

インストールのタイトル画面から「Next」ボタンを押すとLicense Agreement画面が出てくるが、表示されるフォントがものすごく大きいものになってしまっている。また、許諾文書の下には、おそらく「Yes」か「No」かを選択するボタンが出現するはずなのだが、表示がおかしくなってボタンの文字が読めない。「BORLAND」と書かれたテキストボックスの下にある、長い妙なバーが「Yes」「No」ボタンであるはずのものだ。これは、Yesだと思われる部分を押して、Nextを選択し、次に進んだ

インストールするディレクトリを選択する。こちらもフォントがおかしいため、テキストボックスがうまく表示できなかった。一番上にあるテキストボックスに、なにかしら書かれているのがわかる。Install “Folder”になっているのは、Windows版からの移植だからだろうか? Nextを押すとコピーが始まる

コピーが終わると、Congratulations!のメッセージが

Jbuilder 3を起動すると、Javaアプレットを含んだサンプルのHTML「Welcome.html」が表示される。チュートリアルも含まれているので、参考になるだろう(もっとも、Windows版Jbuilder 3の本を買ったほうが話は早いだろうが)

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