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Linuxセミナーってどんなもの?―くみぽんのセミナー潜入記‐その1

1999年08月03日 22時27分更新

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 今回のセミナーを主催した(株)ティー・シー・シー顧問の安斎幸彦氏と(株)ヴイスリー経営企画本部長の石川信一氏にお話を伺ったみた。

[日刊アスキー] まず、今回のLinuxセミナーを開催することとなったきっかけを教えて下さい。
[ヴイスリー] 実は、Linuxのセミナーを開くのは今回が初めてなんです。もともと弊社では、企業のマーケティング活動など広告代理店のような業務を行なってきました。今回新たに、イベント、セミナー事業にも本腰を入れることになり、いろいろ模索していたんです。それでまず手始めに、インターネット関連に特化した新規ビジネスをお手伝いできるようなものとして、Linuxセミナーを開催することになりました。

(株)ティー・シー・シー顧問の安斎幸彦氏。主催したヴイスリーと古くから関係があったことから、今回のセミナーのアドバイザーとして参加したという

[日刊アスキー] 今回のLinuxセミナーの反響はいかがでしたか?
[ヴイスリー] 集客率はいま一歩でしたね。まあ、セミナーの開催自体が初めてで、知名度の問題もあったとは思います。なので、まず実績ができたという点では良しというところですね。

ヴイスリー経営企画本部長 石川信一氏。「まずは実績を作ることから」と語る

[日刊アスキー] 今後はどういった展開を予定していますか?
[ヴイスリー] まず、もっとターゲットを絞り込む必要があります。今回は管理者向きということで、割と高いところにターゲットをおきました。インストールが難しいとされているDebian GNU/Linuxを使ったのも、パッケージ数も多く、サーバを管理するには非常に向いているからです。でも、2日間で今回の内容を行なうのはちょっと難しすぎたようです。今後はもっと敷居を下げて、体験講座のかたちのものを開こうと思っています。インストール作業はせずに、すでにインストール作業をしてあるパソコンを自由に触ったり、その中で複数のセミナーを開催し、Linuxの概要などを説明できる場があったりと。最近は、大手メーカーもサーバ用にLinuxプリインストールマシンを出すことが多いですし、自分でインストールすることにこだわらなくてもよいのではないかと思っています。

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