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mixi5年目の新展開、笠原社長が明かす

2009年03月10日 15時05分更新

文● 編集部

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mixiPlatformの開放で変わるもの

―― ケータイのない世代とある世代でまったく考えが違うように、5年前と今とでは人々が考える「人同士のつながり」も姿が変わってきました。それに合わせてmixiも変化していくのでしょうか。

mixi5年目のキーワードは「社会内役割」。「ビジネス上のコミュニケーションで日記が相応しいかというとそうではない」というところから発想している

笠原 「マイミク」という並列的なつながりを変えようと思っているんですね。たとえば今はコミュニケーションの手段としては「日記」がありますが、ビジネス上のコミュニケーションで「日記」がふさわしいかというとそうではない。

 もっとライトなコミュニケーションだったり、親友や恋人同士のもっとプライベートなもの、また会社の上司や部下とのオフィシャルなもの、家族との気軽で親密感あるもの……。

 それぞれのマイミクと話す機会、そのシーンにふさわしいコミュニケーションがあるはずなんですよね。

 子どもとしての自分や、友人としての自分、部下としての自分など、いくつものペルソナ(社会内人格)を同時に持っていても違和感なく、様々なコミュニケーション手段を同時に使えるようなサービスに大きく変革しようと思っています。早ければ、今年の4~9月頃には徐々に導入していけるのではないかと。


―― コミュニケーションの「壁を取り払っていく」という意味で、mixiそのもののオープンソース化、「mixi Platform」も進んでいると思います。たとえばその「コミュニケーションの手段」として、「外部が開発したサービスをmixiに取り入れる」ことも検討しているということですか。

笠原 弊社のAPIを公開して、他社も巻き込んだサービスを作っていこうという話を進めています。個人や法人を含めて、mixiにあったら便利だというアプリケーションを追加していけるサービスになるというイメージですね。

 昨年12月には「mixiアプリ」開発パートナー向けに一部APIの公開を開始し、現在は200社以上から申し込みをいただいています。今年にはそこから面白いサービスが次々生まれてくるのではないかと。


―― 1人のユーザーとして、何が出来るようになるのか楽しみにしています。本日はありがとうございました。


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