10万円でも侮れないマシンスペック
冒頭でも少し触れたが、本体価格は安くても性能に妥協はない。CPUは「モバイル インテル Core 2 Duo P8400」(2.26GHz)搭載。FSBが従来の800MHzから1066MHzに向上しているほか、TDPは35Wから25Wに低下している。性能が向上しているが、消費電力が少なくエコに優しいマシンになっている。
また、チップセットは「モバイル インテル GM45 Express」を採用し、メインメモリーは高速なDDR3 SDRAMを搭載。GM45 Expressの内蔵グラフィックスは「モバイル インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター 4500MHD」で、フルHDビデオの再生支援機能を搭載している。
さらにFMV-BIBLO S/C50NはHDMI端子を搭載。例えばハイビジョンビデオカメラの映像(AVCHD)を取り込んで編集し、大画面テレビなどに映像を表示する、という使い方もできる。 上述の動画再生支援により、フルハイビジョンの映像でもCPUに大きな負荷をかけることなく再生可能だ。
薄型テレビへの画面出力は解像度の設定などがなかなか面倒だが、FMV-BIBLO S/C50Nは初期導入されている「テレビ出力ユーティリティー」により、ワンクリックで最適な設定で表示してくれる。テレビ側の設定(ドット・バイ・ドット表示モードにするなど)が必要だが、PC側の設定は省ける。
持ち歩くメインマシンとして活用したい
重量は約2.5kgなので、持ち歩くにはやや重いかもしれない。しかし、14.1型ワイド(1280×800ドット)の画面サイズと不足のないマシンパワー、光ドライブ内蔵などこれ1台でほとんどの作業をこなせる。家でも会社でも外出先でも、同じパソコンで仕事をしたい方にはおススメだ。