なにかと便利なPCカードスロット
一眼レフデジカメを持ち歩く生活では、CFカードスロットは必須である。いまどきのモバイルノートだと、SDメモリーカードスロットはあってもCFカードスロットは搭載しないのが一般的。
そこにいくとLOOX Pは、CFカードスロットこそ搭載しないが、さらに汎用性が高いPCカードスロットを搭載する。
PCカードタイプのアダプタ(別売り)を入れ替えれば、ほぼすべてのメモリーメディアに対応できる。
さらにSDメモリーカードスロットも搭載しており、PCカードタイプのSDメモリカードリーダーと組み合わせれば、SDメモリーカードの内容を別のカードにコピーできる。
Netbookでは満足できない貴方(と私に)
富士通の直販サイト「WEB MART」での価格は、1GBメモリー、約80GBのHDD搭載で23万800円。2GBメモリー、SSD、ワンセグチューナー、Bluetooth搭載で33万3300円となっている(価格は11月中旬時点)。
ちなみに、WEB MARTでは現在「カスタムメイドモデルフェア」を実施中。1GBから2GBメモリーへのアップグレードが無料でできたり、SSDを通常の6万円引きで選択できたり、Bluetooth内蔵が半額で行なえたりする(期間限定。詳細や価格についてはWEB MARTをチェック)。
5~10万円ぐらいのNetbookと比べて価格が高いのでは、と思われるかもしれないが、冒頭で書いたようにLOOXシリーズはいろいろな場所に持ち運ぶモバイル機としては長く使えるパソコンだ。それだけ品質にはこだわって造られているのだ。
ちなみに、筆者はPシリーズの前身である「FMV-BIBLO LOOX S」というモバイルノートを2002年に購入したが、いまだに電源ボタンを押せばWindowsが起動して問題なく動作する。
このいい意味でのしぶとさがLOOXシリーズの魅力。そして十分なマシンパワー。使ってみるとNetbookにない魅力を実感してしまうのである。やはりFMV-BIBLO LOOX Pからは離れられそうもない。
コラム こんな電子書籍の楽しみ方はどうですか?
筆者はエコな男なので、紙の本は買わない。読むのはもっぱらケータイ小説なのだが、ケータイの画面で小さい文字を見るのは疲れるし、本を読んでいるという雰囲気もない。だが、FMV-BIBLO LOOX P(に限らないが)なら大画面&本を読んでいるようなスタイルで電子書籍を楽しめる。
まず、電子書籍のビューアをフルスクリーンで起動する。次に「Ctrl」+「Alt」+「←」キーを押して画面を270度回転させる。そして右手でヒンジ部右側を支えながら、本体を90度回転。
これで本を読んでいるような感じになる。左手はカーソルキーの近くに添え、ページ送り/戻しはカーソルキー左右で操作する。
さすがに普通の小説本よりちょっと重いので、机に肘をついて見るのがポイントだ。