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二重三重に繰り広げられる仮想デスクトップの世界

本邦初公開! マイクロソフトのVDIを見た

2008年10月20日 04時00分更新

文● 新 淳一/企画報道編集部

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本邦初公開というデモの内容は?

 デモの内容は、まず、Hyper-V上で稼働するクライアントマシンとしてVistaマシンを新しく展開。展開したVistaマシンのユーザーに、アクティブディレクトリーやターミナルサービスを駆使して、利用許可を与えたアプリケーションを配信するというものだ。

デモの内容

デモ環境はターミナルサービスのRemoteAppでのプレゼンテーションの仮想化、Hyper-VやSystem Center Virtual Machine Managerなどによるデスクトップの仮想化といったさまざまな技術で成り立っている

XenDesktopの役割

デモの実現にはマイクロソフトのVDIとシトリックスのXenDesktopを利用する。XenDesktopは接続ブローカー(セッションをコントロールする)として利用する

仮想マシンを管理するSystem Center Virtual Machine Managerの画面。テンプレートを元に新しいクライアントマシンとしてVistaを展開する

新しく作ったVistaマシンをCitrix XenDesktopを使ってエンドユーザーに提供する

クライアントから作成したVistaマシンにアクセスしたところ。素のVistaなのでアプリケーションはない。そこでTS Webアクセスというターミナルサービスにアクセスするコンソールを開くと、WordやExcelなどのアプリケーションが実行できる(アプリケーションはVistaマシンがあるサーバーとはまた別のWindows Server 2008のターミナルサービスで動いている)

 実はマイクロソフトのクライアント仮想化戦略には、VDIのほかに、VirtualPCMicrosoft Enterprise Desktop Virtualization(MED-V)を連携させた「クライアント ホステッド デスクトップ仮想化」といったものも用意されるなど、まだまだ先がある。今後、プレス向けのクライアント仮想化ソリューションに関するセミナーなども予定されているようなので、楽しみに待ちたい。

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