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低価格モバイルの戦はここから始まる!?

ついに国産が!「TOSHIBA」ロゴを背負ったNetBook

2008年09月29日 13時00分更新

文● 橋本 優/トレンド編集部

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いよいよ国内のNetBook戦争が本格化する!?

AMILO Mini Ui 3520

ドイツの富士通シーメンスが発表したNetBook「AMILO Mini Ui 3520」

 東芝以外にも、富士通が海外でNetBookを発表している。ただし今のところ日本での展開の話は聞こえてこない。NECやソニーなども今のところ国内外を含めNetBook市場には参入していない。

 もし大手PCメーカーがこぞってNetBookを国内で投入すれば、各社(特に日本のメーカー)が力を注いでいる高性能モバイルの製品を侵食しかねない。

 とはいえ、台湾メーカーから始まったNetBookブームは、今やレノボやデルといった海外大手PCメーカーも巻き込んで急拡大している。何もしなければモバイル市場全体のシェアを海外勢に奪われかねない。

レノボの「IdeaPad S10」

レノボの「IdeaPad S10」

デルの「Inspiron Mini 9」

デルの「Inspiron Mini 9」

 このジレンマをふっ切った東芝の決断は、ほかの日本のPCメーカーにも影響を及ぼす可能性は大きい。

 各社がNetBookをリリースすれば、「格安のモバイルパソコン」としてユーザーは飛びつき、モバイルパソコンユーザーが増加するかもしれない。しかし、それは「NetBook」である。

 本格的に仕事のツールとして活用しようとするとパフォーマンスや操作性に不満を感じる人も多いはず。そして結局は高性能モバイルに乗り換えるのではないだろうか。

 注目が集まっている今こそNetBookを投入すべき時だと個人的には考える。その意味で東芝の決断を評価したい。

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