「Eee PC」の登場をきっかけに、対抗馬の「CloudBook」や「WILLCOM D4」が相次いで発売、発表されるなど「ウルトラモバイルPC」(以下、UMPC)がブレイク寸前だ。
ミニノートをさらに小さくした低価格帯のUMPCはどこを見て選べばいいのか? オススメ6機種をピックアップするとともに、機種選びに欠かせない5つのポイント「持ち運びやすさ」「キーボードの打ちやすさ」「処理性能の高さ」「画面の見やすさ」「通信手段の豊富さ」を解説しよう。

最新UMPCの比較記事はこちらから(12/29)
「本命マシンが出揃った!最新Netbook徹底比較」
この冬注目の5機種、Eee PC S101、HP Mini 1000、Eee PC 1000H-X、Endeavor Na01 mini、IdeaPad S10eを徹底比較!
ASUS「Eee PC 4G-X」
格安UMPCブームの火付け役となった1台。低価格とのトレードオフで、スペック面で割り切りが必要な点は否めないが、例えばCPU性能は動画共有サイトをストレスなく視聴できるほど。また、SSD容量の少なさや駆動時間の短さなどは、市販の大容量SDHCメモリーカード(製品には4GBが1枚付属)や大容量バッテリーを使うことで補える。
CPU | Intel Celeron M(900MHz) (実際の動作クロックは630MHz) |
---|---|
メモリー | 512MB |
SSD | 4GB |
ディスプレー | 7インチ(800×480ドット) |
通信機能 | 無線LAN(802.11b/g)、有線LAN(10/100BASE-T) |
インターフェース | USB 2.0×3、SDメモリーカードスロット、アナログRGB |
バッテリー駆動時間 | 約3.2時間 |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |
サイズ/重量 | 幅225×奥行き164×奥行き37mm/約920g |
実売価格 | 4万9800円前後 |
EVEREX「CloudBook CE1200J」
ライバルのEee PCと同価格帯に属しながら、HDDやBluetoothを搭載するなどお買い得感が高い。画面右脇のモジュールベイでSkypeなどの機能を拡張できる点もユニーク。なおヤマダ電機では、タッチパネルやBluetooth、モジュールベイ機構を省く代わりに、メモリーを1GBに倍増した「CE1210J」(6万4800円前後)を独占販売している。
CPU | VIA C7-M ULV(1.2GHz) |
---|---|
メモリー | 512MB |
HDD | 30GB |
ディスプレー | 7インチ(800×480ドット) |
通信機能 | 無線LAN(802.11a/b/g)、有線LAN、Bluetooth 2.0+EDR |
インターフェース | USB 2.0×2、4in1メディアカードスロット、DVI-I |
バッテリー駆動時間 | 約4時間 |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |
サイズ/重量 | 幅230×奥行き171×高さ29.4mm/約970g |
実売価格 | 5万9800円前後 |
工人舎「SA5KX08AL」
キーピッチが広く、ストロークも深いパンタグラフ式キーボードを採用し、長文入力時でも疲れにくいのが魅力。HDD容量も80GBと、ほかの機種に比べて余裕がある。
CPU | AMD Geode LX800(500MHz) |
---|---|
メモリー | 512MB |
HDD | 80GB |
ディスプレー | 7インチ(800×480ドット) |
通信機能 | 無線LAN(802.11b/g)、有線LAN |
インターフェース | USB 2.0×2、3in1メディアカードスロット、CFカードスロット、アナログRGB |
バッテリー駆動時間 | 約5時間 |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |
サイズ/重量 | 幅218×奥行き163×高さ25.4mm/約945g |
実売価格 | 5万9800円前後 |
