
MSIのマーケティング部門アシスタントバイスプレジデントのビンセント・ライ氏
「Wind Netbook」(関連記事)が好評を博しているMSI。同社の今後の戦略について、本社マーケティング アシスタントバイスプレジデントのビンセント・ライ(Vincent Lai)氏と日本法人の代表取締役である鄭 志明氏が会見を行なった。
ライ氏によれば、サブプライムローン問題などの世界的不況の中、MSIは計画通りの業績を上げることができたという。
ただし、今後生き残っていくためには「ブランドイメージを高めていくことが重要」とし、システムプロバイダー(パソコンメーカー)としてのイメージ定着を目指しているという。
デスクトップも価格競争激化か!?
そんな同社のパソコン戦略は(Netbookなどの)2台目、3台目需要に注目。より多くの製品を投入していく計画があるとのことだ。
たとえば、Atomプロセッサーを搭載したプロダクトについて、Wind NetbookのほかにNettopパソコン「Wind Nettop」とマザーボード「Wind Board」を加えた3本柱のブランドにする予定。
Nettopについては液晶一体型パソコンを開発中で、その価格は399~499ドルでの販売を目指しているようだ。
液晶一体型のNettopは、すでにトライジェムジャパンが「AVERATEC All-In-One AVA8270N」を6万9800円で販売を開始しており(関連記事)、同様のスペックながらそれを下回る価格になる可能性が高い。
Netbookに引き続き、今後はNettopでも熾烈な価格競争とシェア争いが巻き起こるかもしれない。
